【2025年】ホンダの特定小型原付はある?ストリーモやEM1 e:との違いを徹底解説

特定原付

「電動キックボードや特定小型原付に興味があるけど、知らないメーカーの製品は安全面で不安…」
「やっぱりバイクといえば世界のHONDA。ホンダから出ている特定原付はないの?」

そう考えて検索されている方は多いのではないでしょうか?

結論から申し上げますと、現在ホンダ本体から「特定小型原付」として販売されているモデルはありません。

しかし、諦めるのはまだ早いです。実はホンダ発のベンチャー企業から、ホンダイズムを受け継いだ画期的な特定原付が販売されています。

この記事では、ホンダの特定原付に関する現状と、よく混同されがちな電動バイク「EM1 e:」との決定的な違い、そして「ホンダ好き」のあなたにおすすめしたい、技術力と品質に優れた特定原付を厳選してご紹介します。

※この記事には広告が含まれています。

この記事の要点

  • ホンダ本体の特定原付はないが、ホンダ発ベンチャーの「ストリーモ」がある
  • ホンダ「EM1 e:」は原付一種であり、免許とヘルメットが必須
  • 話題の「モトコンパクト」は日本未発売(特定原付化の可能性あり)
  • ホンダ好きには、技術力の高いglafitYADEAのバイク型もおすすめ

【結論】ホンダ好きに推したい「バイク型」特定原付はコレ!

glafit NFR-01 Pro

国内メーカー発。48Vのパワフルな走りと高い品質管理は、まさに「小さなバイク」。信頼性を重視するなら間違いなし。

YADEA TRP-01T

世界シェアNo.1メーカーと日本の長谷川工業がタッグ。無骨でタフなデザインはホンダの「ZOOMER」好きに刺さる一台。

目次

ホンダの特定小型原付はある?結論とラインナップ整理

「ホンダ」の名前で検索するといくつかの電動モビリティが出てきますが、法律上の区分(免許が必要かどうか)は全く異なります。まずは現状を整理しましょう。

ホンダ発ベンチャー「Striemo(ストリーモ)」が唯一の選択肢

現在、ホンダのDNAを受け継ぐ「特定小型原付(免許不要)」として購入できるのは、「Striemo(ストリーモ)」だけです。

ストリーモは、ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれたベンチャー企業「株式会社ストリーモ」が開発・販売しています。ホンダのエンジニアたちが、「人がもつバランス能力の拡張」を目指して開発した3輪の立ち乗りモビリティです。

ホンダ本体のロゴは入っていませんが、技術や思想は間違いなくホンダ譲り。特定小型原付の基準(最高速度20km/h以下など)を満たしており、16歳以上であれば免許不要で公道を走ることができます。

「EM1 e:」は特定原付ではない!免許とヘルメットの注意点

よくある誤解が、ホンダの電動スクーター「EM1 e:(イーエムワン イー)」を特定原付だと思ってしまうケースです。

EM1 e:は、「原付一種(第一種原動機付自転車)」です。特定小型原付とはルールが完全に異なります。

項目特定小型原付(ストリーモ等)原付一種(EM1 e:)
免許不要(16歳以上)必要(原付免許または普通免許)
ヘルメット努力義務(着用推奨)義務(必須)
最高速度20km/h30km/h(法定速度)
歩道走行可(6km/hモード時)不可(絶対禁止)

「EM1 e:」に乗るには、必ず原付免許以上の運転免許証が必要ですし、ヘルメットもバイク用(SGマーク付き等)の着用が義務付けられています。歩道を走ることもできません。購入時は間違えないように注意しましょう。

話題の「モトコンパクト」日本発売は?特定原付になる可能性

もう一つ注目されているのが、アメリカで発表された折りたたみ電動スクーター「Motocompacto(モトコンパクト)」です。かつての「モトコンポ」を彷彿とさせる四角いデザインが話題です。

2025年現在、日本国内での発売日は未定です。

ただし、ジャパンモビリティショーなどで展示された際、最高速度等のスペックを日本の特定小型原付に合わせて調整し、導入されるのではないかという噂が絶えません。もし発売されれば、ホンダ純正の特定原付として大ヒット間違いなしですが、現時点では公式発表を待つしかありません。

ホンダ「ストリーモ (Striemo)」S01JTAを徹底解説

では、唯一の「ホンダ系」特定原付であるストリーモについて詳しく見ていきましょう。一般的な電動キックボードとは一線を画す乗り物です。

転ばない?独自の「バランスアシスト機能」

ストリーモ最大の特徴は、「静止していても自立する」ほどの高い安定性です。

独自の「バランスアシストシステム」により、極低速(歩くようなスピード)でもふらつかず、足を地面につけずに停止し続けることも可能です。これは2輪のキックボードにはない圧倒的な安心感です。

3輪構造でありながら、バイクのように車体を傾けて曲がることができるため、操る楽しさ(スポーティさ)も兼ね備えています。「転ぶのが怖いからキックボードはちょっと…」という方には最適解と言えるでしょう。

スペックと価格|30万円の価値はあるか

現在販売されている特定小型原付モデルは「S01JTA」です。

モデル名ストリーモ S01JTA
価格300,000円(税込)〜
重量約24kg
航続距離30km(※走行環境による)
充電時間約3.5時間
タイヤ前1輪・後2輪

価格は約30万円と、ドン・キホーテなどで買える格安キックボード(5〜8万円)と比べると高額です。しかし、「ホンダ発の信頼性」「独自の自立技術」「国産サポート」を考慮すれば、十分に価値のある投資です。

どこで買える?購入方法と試乗

ストリーモは主に公式サイトでのオンライン販売を行っています。以前は抽選販売でしたが、現在は一般販売も行われています。

また、全国の提携パートナー店舗で試乗会が行われていることもあります。「高い買い物だから乗ってから決めたい」という方は、公式サイトから試乗情報をチェックすることをおすすめします。

ホンダ好きにおすすめ!信頼性と走行性能で選ぶ特定小型原付3選

「ストリーモも良いけど、もう少しバイクっぽいデザインがいい」
「やっぱり30万円は予算オーバー…」

そんなホンダファンのあなたにおすすめしたいのが、「エンジニアリング(設計)がしっかりしている」特定原付です。ここでは、おもちゃのような安物ではなく、モビリティとして信頼できる3台を厳選しました。

glafit NFR-01 ProYADEA TRP-01Tブレイズ スマートEV 特定原付モデル
画像
価格297,000円330,000円239,580円
実売価格297,000297,000220,000
歩道モードありなしあり
平均航続距離(km)4611030
重量(kg)243620
定格出力(W)500500350
最大出力(W)
タイプ自転車バイク自転車
全長(mm)130017301230
全幅(mm)560600600
全高(mm)108010501000
3辺合計(mm)294033802830
折りたたみ全長(mm)1300660
折りたたみ全幅(mm)320270
折りたたみ全高(mm)7201230
折りたたみ3辺合計(mm)23402160
最大積載重量(kg)10075120
駆動方式インホイルモーター
バッテリー電圧(V)484848
バッテリー容量(Ah)9.6208.7
バッテリー着脱可能可能可能
バッテリー平均充電時間(h)563.5
最高速度車道(km/h)202020
最高速度歩道(km/h)66
登坂角度(度)16.71515
走行モード車道専用(20km/h)・歩道可(6km/h)特定原付走行モード:20km/hモード1(6km/h)・車道モード(20km/h)
フレーム素材アルミニウム合金
カラーブラック・ホワイト・カーキ・ワインレッド
タイヤサイズ(inch)142012.5
タイヤ種類
ブレーキ前輪ディスクブレーキ油圧式ディスクブレーキディスク
ブレーキ後輪ディスクブレーキ油圧式ディスクブレーキディスク
サスペンション前輪あり
サスペンション後輪あり
防水防塵等級IPX5
折りたたみ機構ありなしあり
サドル(椅子)ありありあり
カゴ
バックミラーなしなしあり
防犯装備スマートロックセキュリティーアラート機能
アプリ連携ありBluetooth コントロール アプリ
保証期間2年バッテリー、モーター:購入後6か月 フレーム系:購入後1年 その他:初期不良期間8日1年(車両本体/バッテリー/ACアダプター/電子キー)、半年(モーター/アクセル/サイドミラー/灯火類等)
付属品カードタグキー×1個, 専用バッテリー×1個, 専用充電器×1個
確認番号006200950092
メーカーglafitYADEABLAZE
型式NFR-01 ProTRP-01TSMT-01
公式サイトなどhttps://glafit.com/products/nfr/nfr-01-pro/https://yadea.jp/lineup/2141/https://www.makuake.com/project/blaze/
購入先楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る

【glafit】国内メーカーの意地!ペダル付きで万能な「NFR-01 Pro」


和歌山県のモビリティメーカー「glafit(グラフィット)」が開発した、自転車型の特定原付です。

ここがホンダ好きに刺さる!

  • 自動車メーカー出身の開発陣:トヨタやホンダなど、自動車業界出身のエンジニアが開発に関わっており、品質基準が非常に高いです。
  • 48Vの高出力:坂道でも力強く登るトルク感は、原付エンジンのような頼もしさがあります。
  • ペダル走行可能:バッテリーが切れても自転車として走れる安心感は、実用性を重視するカブ主(カブユーザー)にも響くはず。

こんな人におすすめ

  • 日本のメーカーが作った安心できる製品に乗りたい人
  • 通勤で坂道があり、パワー不足を心配している人
  • 万が一の電欠(バッテリー切れ)が不安な人

【YADEA】世界シェアNo.1の実力!タフなデザインの「TRP-01T」


電動モビリティの世界販売台数No.1を誇るYADEA(ヤディア)の特定原付モデル。日本では脚立で有名な「長谷川工業」が提携して販売・サポートを行っています。

ここがホンダ好きに刺さる!

  • ZOOMER(ズーマー)のような骨太デザイン:パイプフレームが露出した無骨なデザインは、ホンダの名車ズーマーやPS250を彷彿とさせます。カスタムベースとしても楽しめそうな雰囲気があります。
  • 圧倒的な剛性感:キックボードのような頼りなさは皆無。太いタイヤとしっかりしたサスペンションで、段差も安心して越えられます。

こんな人におすすめ

  • キックボードの細いタイヤや華奢なフレームが怖い人
  • 見た目のカッコよさ、ギア感にこだわりたい人
  • 大手代理店のサポート体制で安心して乗りたい人

【BLAZE】遊び心満載!折りたたみ電動バイクのパイオニア


「ブレイズ スマートEV」の特定原付モデルです。元々は原付一種モデルとして大ヒットした車体をベースに、特定原付の基準に合わせて改良されています。

ここがホンダ好きに刺さる!

  • モトコンポのような携帯性:わずか5秒で折りたためて、車にも簡単に積めます。「シティ号」を搭載したシティターボのように、車載して出先で乗る楽しみ方ができます。
  • 実績のある車体:原付モデルとして数年の販売実績があり、車体の耐久性や信頼性が実証されています。

こんな人におすすめ

  • 車に積んでキャンプや旅行先で使いたい人
  • 自宅の中に持ち込んで保管したい人(軽量・コンパクト)

【番外編】ホンダCiKoMaが待ちきれない!今買える4輪特定原付

「2輪や3輪だと転倒が怖い」「ホンダが開発中の4輪モビリティ『CiKoMa(サイコマ)』のような乗り物が今すぐ欲しい」

そんな方には、現在すでに販売されている4輪タイプの特定小型原付がおすすめです。シニアカーとは違い、スタイリッシュでデザイン性の高いモデルが登場しています。

ELEMOs4 REBORN(エレモ)

4輪ならではの圧倒的な安定感と、サスペンションによる快適な乗り心地を追求したモデルです。前後カゴを装備できるため、買い物などの日常使いにも最適です。

こんな人におすすめ

  • 絶対に転倒したくない安全重視の方
  • 荷物をたくさん積んで移動したい方

Lactivo(ラクティボ)

「歩くように乗る」をコンセプトにした、非常にコンパクトな4輪モビリティです。ステップが低く乗り降りがしやすい設計で、親御さんへのプレゼントとしても注目されています。

こんな人におすすめ

  • 免許返納後の移動手段を探している方
  • 小回りが利く安定した乗り物が欲しい方

特定小型原付に関するよくある質問(FAQ)

Q. ホンダの4輪特定原付(CiKoMa)はいつ発売されますか?

A. ホンダが開発中の4輪マイクロモビリティ「CiKoMa(サイコマ)」は、現在実証実験の段階であり、一般発売の時期は未定です。

CiKoMaは自動運転技術などを組み合わせた次世代モビリティとして開発されています。もし今すぐ4輪の特定原付が必要な場合は、上記で紹介したELEMOsなどを検討するのが現実的です。

Q. ネットで見かける「Honda e-bike」などは買っても大丈夫?

A. 中国市場向けに「Honda」ブランドで販売されている電動自転車(Honda A1など)が、並行輸入で日本に入ってくるケースがあります。

しかし、これらは日本の特定小型原付の保安基準(最高速度表示灯の装備など)を満たしていない可能性が非常に高いです。基準を満たしていない車両で公道を走ると、整備不良や無免許運転などの違反になります。必ず日本の「性能等確認制度」をクリアした(適合シールが貼られた)製品を選んでください。

Q. 特定原付に任意保険は必要ですか?

A. 自賠責保険は加入必須ですが、任意保険も強く推奨されます。

特定原付は自転車よりもスピードが出やすく、万が一歩行者と接触した際の賠償額は高額になるリスクがあります。自動車保険の「ファミリーバイク特約」が使えるケースも多いので、ご自身の保険会社に確認してみてください。

まとめ:ホンダ好きなら「ストリーモ」か「高品質なバイク型」を選ぼう

この記事では、ホンダの特定小型原付に関する情報をまとめました。

  • ホンダ本体からは特定原付は出ていないが、ベンチャー発の「ストリーモ」がある。
  • 「EM1 e:」は原付一種なので免許が必要。特定原付ではない。
  • ホンダの品質を求めるなら、国内メーカーのglafitや、世界No.1のYADEAも有力な選択肢。

「とりあえず安いもの」ではなく、「長く安心して乗れるもの」を選ぶのが、結果として最も満足度の高い買い物になります。

ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけて、新しい移動の楽しさを体験してください。

特定小型原動機付自転車についての外部リンク

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