
「特定小型原付に興味があるけど、坂道をしっかり登れるか不安…」
「通勤で使うから、やっぱりパワーにはこだわりたい!」
電動キックボードをはじめとする特定小型原動機付自転車は、手軽な移動手段として非常に魅力的ですが、一方で「パワー不足」を感じるシーンがあるのも事実です。特に、通勤ルートに坂道があったり、スムーズな加速を求めたりする場合、モーターの性能は妥協できないポイントになります。
実は、特定小型原付のモーターには法律で定められた上限があり、それが定格出力600Wです。つまり、この数値を満たすモデルが、現行法で最もパワフルなクラスということになります。しかし、2025年8月時点で、この定格出力600Wの基準を満たすモデルは市場にわずか4機種しか存在しません。
この記事では、その貴重な全4機種を徹底的に比較・解説します。パワーの秘密から各モデルの詳細な特徴まで、この記事を読めば、数少ない選択肢の中から後悔しない、あなたにとって最強の一台を見つけ出すことができます。
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Index
この記事のポイント
- 特定小型原付のパワー、「定格出力」と「最大出力」の違いを解説
- 法律上限である定格600Wモデルは2025年時点で4機種のみ
- 存在する全4機種のスペックや特徴を分かりやすく比較
- 参考として最大出力が600Wを超えるモデルもリストアップ
後悔しないための「特定小型原付600W」の基礎知識
- 「定格出力」と「最大出力」の違いとは?
- なぜ「定格出力600W」が重要なのか
モデル紹介の前に、なぜ「600W」という数字が重要なのか、パワーに関する基本的な知識を整理しておきましょう。ここを理解することが、後悔しないモデル選びの第一歩です。
「定格出力」と「最大出力」の違いとは?
特定小型原付のスペック表を見ていると、「定格出力」と「最大出力(ピーク出力)」という2つの言葉が出てきます。この違いを理解することが非常に重要です。
- 定格出力:モーターが継続的に安定して出し続けられるパワーの指標。いわば、そのバイクの基本的な地力です。特定小型原付として公道を走るためには、この数値が600W(0.6kW)以下である必要があります。
- 最大出力:発進時や急な坂道を登る際に、瞬間的に出せる最大のパワー。この数値が大きいほど、パワフルな加速感や登坂性能が期待できます。
つまり、普段の走行性能のベースとなるのが「定格出力」で、いざという時の瞬発力が「最大出力」と考えると分かりやすいでしょう。特定小型原付の交通ルールについては、警察庁の公式サイトで最新の情報を確認するようにしてください。
▶ 警察庁:特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)に関する交通ルール等について
なぜ「定格出力600W」が重要なのか
特定小型原付の定格出力は法律で600W以下と定められています。つまり、定格出力600Wのモデルは、法律で認められた中で最もパワフルなクラスということになります。
500W以下のモデルと比較して、坂道を登る能力(登坂性能)や、発進時の加速のスムーズさが格段に向上します。毎日使うものだからこそ、走行性能に余裕があることは、快適性だけでなく精神的な安心感にも繋がります。パワー不足による失速の心配が減るだけで、日々の移動がぐっと快適になるはずです。
【2025年版】特定小型原付600W 全4機種を徹底比較
- MTM RiSE M-1S
- EVEREST XING EX-15 / EX-15PRO
- ELEMOs4 REBORN E4MR
- 定格出力600W 全4機種 スペック比較表
それでは、現在日本で購入できる定格出力600Wの特定小型原付、その全てのラインナップをご紹介します。2025年8月時点で存在するモデルはこの4機種のみです。それぞれの特徴を比較し、あなたに合った一台を見つけてください。
MTM RiSE M-1S


「MTM RiSE M-1S」は、シンプルで洗練されたデザインが特徴的なモデルです。定格出力600Wのパワフルさに加え、前後輪にディスクブレーキとサスペンションを搭載しており、安定した制動力と快適な乗り心地を両立しています。日常の足として、デザイン性と走行性能のどちらも妥協したくない方におすすめです。
EVEREST XING EX-15 / EX-15PRO


「EVEREST XING」シリーズは、特に最大出力の高さが際立っています。EX-15は最大900W、EX-15PROに至っては最大1000Wものパワーを瞬間的に発揮します。これは、急な坂道や、素早い加速が求められる場面で絶大な効果を発揮するでしょう。まさに「走り」を追求するユーザーのためのモデルと言えます。PROモデルはバッテリー容量なども強化されており、より長距離・パワフルな走行を求める方向けのハイエンドモデルです。
ELEMOs4 REBORN E4MR


600Wモデルの中で唯一の4輪モデルが「ELEMOs4 REBORN」です。4輪ならではの圧倒的な安定感は、立ち乗りに不安がある方や、シニア世代の方に特におすすめできます。電動キックボードとは少し毛色が異なりますが、パワフルで安定した特定小型原付を探している方にとっては、非常に有力な選択肢となるでしょう。
定格出力600W 全4機種 スペック比較表
項目 | EVEREST XING EX-15 | EVEREST XING EX-15PRO | MTM RiSE M-1S | ELEMOs4 REBORN E4MR |
実売価格 | 118,800円 (2025/08/25 15:56:34時点) | 151,800円 (2025/08/29 10:55:36時点 | 198,000円 (2025/08/28 20:35:52時点) | 348,000円 |
定格出力 | 600W | 600W | 600W | 600W |
最高出力 | 900W | 1000W | – | – |
登坂能力 | 15度 | 25.2度 | 15度 | 8.53度 |
最高速度 | 20km/h | 20km/h | 20km/h | 20km/h |
歩道モード最高速度 | 6km/h | 6km/h | 6km/h | 6km/h |
航続距離 | 35km | 50km | 30-60km | 40km |
走行モード | 2モード(6km/h, 20km/h) | 2モード(6km/h, 20km/h) | 2モード(6km/h, 20km/h) | 2モード(6km/h, 20km/h) |
バッテリー電圧 | 37V | 48V | 48V | 48V |
バッテリー容量 | 10.2Ah | 15Ah | 13Ah | 20Ah |
充電時間 | 5-6時間 | 8時間 | 8時間 | 6時間 |
車体重量 | 21kg | 23kg | 22.3kg | 53kg |
最大積載量 | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg |
全長 | 1200mm | 1200mm | 1200mm | 1150mm |
全幅 | 580mm | 580mm | 570mm | 590mm |
全高 | 1200mm | 1200mm | 1200mm | 1100mm |
折りたたみ時寸法 | 1200mm (L) x 580mm (W) x 520mm (H) | 1200mm (L) x 580mm (W) x 520mm (H) | – | – |
フレーム素材 | アルミニウム合金 | アルミニウム合金 | – | – |
タイヤサイズ | 8.5インチ | 10インチ | 10インチ | 11インチ |
タイヤ種類 | ノーパンクタイヤ | ノーパンクタイヤ | 空気入りゴムタイヤ | – |
ブレーキ | 前: ドラムブレーキ 後: ディスク+電動ブレーキ | 前: ドラムブレーキ 後: ディスク+電動ブレーキ | 前: ディスクレバー方式 後: ディスクレバー方式 | 前: ディスク 後: ドラムブレーキ |
サスペンション | 前: あり 後: あり | 前: あり 後: あり | 前: PUアブソーバ方式 後: PUアブソーバ方式 | 前: あり 後: あり |
防水性能 | IPX5 | IPX5 | – | IP56 |
折りたたみ機構 | あり | あり | あり | なし |
ハンドル高さ調整 | – | – | – | あり |
カラー | PEAK SILVER, SLATE BlACK | EVEREST WHITE, SLATE BLACK | ブラック,イエロー,シルバー | ブラックシルバー |
保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 |
【参考】最大出力600W以上のパワフルモデルリスト
「定格出力は600Wに満たないけれど、パワフルなモデルが知りたい」という声にお応えして、最大出力が600Wを超えるモデルをリストアップしました。定格出力が低くても、優れたモーター制御でパワフルな走りを実現している機種たちです。こちらも参考にしてみてください。
モデル名 | 定格出力 | 最大出力 |
---|---|---|
SAVEWO DASH F | 350W | 700W |
ENNE T350 Pro | 350W | 700W |
OKAI ES410 | 350W | 700W |
Pure Air4 | 350W | 710W |
KINTONE KICK O | 500W | 750W |
YADEA KS6 PRO | 500W | 800W |
X11 電動スクーター | 450W | 850W |
Pure Advance+ | 500W | 900W |
Pure Advance Flex | 500W | 900W |
EVEREST XING EX-15 | 600W | 900W |
EVEREST XING EX-15PRO | 600W | 1000W |
EVEREST XING EX-15CITY | 500W | 1100W |
特定小型原付600Wモデルについてのまとめ
今回は、特定小型原付の中でも法律上限のパワーを持つ定格出力600Wのモデル、その全4機種をご紹介しました。
- パワーで選ぶなら「定格出力600W」一択:法律で定められた中で最もパワフルなクラス。
- 2025年時点で選択肢は4機種のみ:市場に存在する全ての600Wモデルを網羅。
- 瞬発力は「最大出力」をチェック:特に坂道性能を重視するなら要確認。
- 重視するポイントで選ぶ:デザイン、最大パワー、安定性など、個性豊かなモデルから自分に合った一台を選択可能。
日々の移動を少しでも快適で、楽しいものにしたい。そんな思いでモビリティを探している方にとって、パワフルな600Wモデルは非常に満足度の高い選択肢になるはずです。選択肢は限られますが、それはつまり、どのモデルもメーカーが力を入れたハイエンド機であることの裏返しでもあります。
この記事で紹介した4機種の中から、あなたのライフスタイルに革命を起こす一台を見つけて、新しい移動体験を手に入れてください。まずは各モデルの公式サイトで、より詳細な情報をチェックしてみましょう。
合わせて下記の記事も参考にしてみてください。
特定小型原動機付自転車についての外部リンク
特定小型原動機付自転車について
- 特定小型原動機付自転車について(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車について(経済産業省)
- 保安基準に適合した電動キックボード等を購入・使用しましょう(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車ってなに?(PDF)(国土交通省)
- ルールを守って電動キックボードに乗ろう(PDF)(国土交通省)
- 電動キックボード等の概要説明リーフレット(PDF)(警視庁)
特定小型原動機付自転車の交通ルールについて
- 電動キックボードに関する交通ルールを確認しましょう!(政府広報オンライン)
- 電動キックボード等に法改正 乗るならルールを知ってから!(政府広報オンライン)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警視庁)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警察庁)