
CROSSCORE RVは、ヤマハのスポーツE-BIKE「YPJ」シリーズに加わったマルチパーパスモデルです。舗装路の通勤や街乗りだけでなく、休日に砂利道やトレイルの入口まで走りたい人に向いています。PWseries S2モーターと500Whバッテリーを搭載し、メーカー希望小売価格は税込380,000円です。
舗装路中心でシンプルな装備を優先するならCROSSCORE RCが候補になります。RVはサスペンションやドロッパーシートポスト、オフロード向けブレーキを備えるぶん、荒れた道にも対応しやすい一台です。ただし、メーカーは歩道を走行できないと案内しているため、通勤経路の確認が欠かせません。
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先に押さえたいポイント
- CROSSCORE RV:税込380,000円。PWseries S2、500Wh、12速Deoreを搭載
- 標準モードの航続距離:メーカー測定値で94km。実走行距離は坂道や気温、荷物で変わる
- CROSSCORE RCとの違い:RVは100mmサスペンションとドロッパー、12速・MAGURAブレーキを装備
- 購入前の注意:全幅750mm、車重22.5〜22.7kg。ヤマハ公式は歩道走行不可と案内
- 結論:街と軽い未舗装路を一台で走りたい人にはRV、舗装路中心ならRCが選びやすい
CROSSCORE RVの価格と主要スペック
ヤマハはCROSSCORE RVを、街中の利便性とオフロードでの走破性を両立するE-BIKEとして2026年3月に発売しました。価格はバッテリーと専用充電器を含む車両価格です。仕様や価格は変更される場合があるため、購入時はヤマハ公式のCROSSCORE RV仕様表を確認してください。
| 項目 | CROSSCORE RVの仕様 |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 380,000円(税込) |
| モーター | PWseries S2/センターモーター/250W・最大75Nm・2.85kg |
| バッテリー | 500Wh(36V・13.1Ah、Typ.容量) |
| 充電時間 | 約3.5時間 |
| 1充電あたりの距離 | ハイ82km/スタンダード94km/エコ130km/プラスエコ184km/オートマチック84km |
| 車両重量 | Sサイズ22.5kg/Mサイズ22.7kg |
| サイズ | S・Mの2サイズ。全幅750mm、ハンドル幅730mm |
| フロントフォーク | SR SUNTOUR XCR34 Boost COIL、トラベル100mm |
| 変速 | SHIMANO Deore 12速、カセット10-51T |
| ブレーキ | MAGURA MT-30(前4ポット/後2ポット) |
| タイヤ | CST PATROL 27.5×2.0、アメサイド |
| カラー | コスミックブラック |
500Whバッテリーは着脱でき、車体に取り付けたままでも外しても充電できます。残量が少ない状態から満充電までは約3.5時間が目安。通勤先に充電環境がなくても、自宅でバッテリーだけを取り外して充電できます。
一方、22kgを超える車体なので、階段での持ち運びや頻繁な輪行には不向きです。購入前に保管場所までの段差や、玄関・エレベーターに入る幅を確認してください。
PWseries S2モーターの特徴
CROSSCORE RVの心臓部は、ヤマハのセンターモーター「PWseries S2」です。定格出力は250W、最大トルクは75Nm。スピード、ケイデンス、ペダリングトルク、角度の4つのセンサーで走行状態を捉え、発進や登坂などに応じてアシストします。ヤマハの製品特長では、街中からツーリング、トレイルまでを想定したドライブユニットとして紹介されています。
モーターの重量は2.85kg。アクスル長128mmによる狭いQファクターも特徴です。Qファクターは左右のペダル間隔に関わる寸法で、ヤマハは自然で効率的なペダリングを狙った設計と説明しています。
PWseries S2は、舗装路から軽い未舗装路まで幅広く使うモデルに合うモーターです。本格的な急坂やトレイルを優先する場合は、最大トルク85NmのPW-X3を積むYPJ-MT Proも比較対象になります。モーターの数値だけで決めず、サスペンションや車体形状も含めて選びましょう。
5つのアシストモードと航続距離
CROSSCORE RVは、ハイ、スタンダード、エコ、プラスエコ、オートマチックの各モードを使えます。以下はヤマハが標準走行パターンで測定した一充電あたりの距離です。
| モード | メーカー測定値 | 使い分けの目安 |
|---|---|---|
| ハイ | 82km | 坂道や向かい風でアシストを強めたいとき |
| スタンダード | 94km | 通勤や休日のサイクリングで迷ったとき |
| エコ | 130km | 平坦路を中心に走り、電池を長持ちさせたいとき |
| プラスエコ | 184km | アシストを抑えて距離を伸ばしたいとき |
| オートマチック | 84km | 走行状況に合わせた自動切り替えを使いたいとき |
オートマチックアシストは、走行状況に合わせてHIGH・STD・ECOの3モードからアシストを自動選択します。坂に入るたびに手動で切り替える手間を減らせます。
表の数字は実走行距離を保証するものではありません。ヤマハの測定条件は新品バッテリー、常温、乗員と荷物を合わせた車載重量65kg、平滑な乾燥路面、無風などです。坂道が続くルート、気温の低い日、荷物の多い走行では距離が短くなります。電動アシスト自転車の航続距離の見方も参考に、予定距離に余裕を加えて計画してください。
CROSSCORE RVとCROSSCORE RCの違い
RVとRCは、どちらも500WhバッテリーとPWseries S2(250W・75Nm)を搭載します。違いはモーターよりも、サスペンションや変速機、ブレーキ、ハンドル幅など車体装備にあります。
| 比較項目 | CROSSCORE RV | CROSSCORE RC |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 380,000円(税込) | 341,000円(税込) |
| モーター/バッテリー | PWseries S2/500Wh | PWseries S2/500Wh |
| 変速 | SHIMANO Deore 12速 | SHIMANO CUES 9速 |
| フロントフォーク | 100mmトラベル | SR SUNTOUR NEX-E25-C |
| シートポスト | 100mmドロッパー | 通常タイプ |
| ブレーキ | MAGURA MT-30(前4ポット・後2ポット) | SHIMANO MT200 |
| ハンドル幅 | 730mm | 570mm |
| 車両重量 | 22.5〜22.7kg | 23.5〜23.7kg |
| サイズ・カラー | S・M/コスミックブラック | S・M・L/3色 |
| スタンダードモードの距離 | 94km | 99km |
※価格・仕様はヤマハ公式CROSSCORE RV仕様表と公式CROSSCORE RC仕様表を参照しています。航続距離はメーカー測定値です。
差額は39,000円です。RVは前輪の100mmサスペンション、レバーで上下できるドロッパーシートポスト、12速ギア、前4ポットのブレーキを備えています。舗装が切れた道でも車体をコントロールしやすい構成です。ドロッパーは下りでサドルを下げ、上りや平地では戻す操作ができるため、路面に合わせて乗車姿勢を変えられます。
RCはハンドル幅が狭く、フロントサスペンションと太めのセミスリックタイヤを組み合わせたクロスバイク型です。未舗装路向け装備を優先しない舗装路中心の通勤やサイクリングなら、購入費を抑えられるRCから試乗するのが現実的です。
週末に砂利道やトレイルの入口まで走りたいならRVが有力です。どちらも重量級のスポーツE-BIKEなので、試乗では発進時のアシストだけでなく、停車・押し歩き・駐輪時の取り回しも確かめてください。
ヤマハYPJの現行モデルと選び方
ヤマハ公式のYPJラインアップには、CROSSCORE RV、CROSSCORE RC、CROSSCORE Connected、WABASH RT、YPJ-MT Proの5モデルが掲載されています。選ぶときは走る場所とハンドル形状を先に決めると絞りやすくなります。
| モデル | 主な用途・特徴 | モーター | 公式希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| CROSSCORE RV | 街乗りから軽いトレイルまで。前サス、ドロッパー、12速 | PWseries S2 | 380,000円 |
| CROSSCORE RC | 舗装路中心のクロスバイク型 | PWseries S2 | 341,000円 |
| CROSSCORE Connected | 通勤・街乗りと専用アプリ連携 | PWseries S2 | 366,300円 |
| WABASH RT | ドロップハンドルのグラベルバイク。SHIMANO GRX | PWseries S2 | 463,100円 |
| YPJ-MT Pro | 前後サスペンションを備えた本格e-MTB | PW-X3 | 748,000円 |
価格は2026年9月15日に確認したメーカー希望小売価格です。機種の詳細はヤマハYPJシリーズ公式ラインアップと各モデルの仕様表を確認してください。
CROSSCORE Connected
Connectedはクロスバイク型のYPJで、専用アプリ「YAMAHA e-Bike Link」に対応します。走行ログ、バッテリー消費、メンテナンス記録、充電リマインドを使いたい人に合います。アプリ連携を重視しない人は、RVやRCとの装備・価格差を比べて選びましょう。
WABASH RT
WABASH RTはドロップハンドルとSHIMANO GRXを採用した電動アシストグラベルバイクです。舗装路を長く走りつつ、砂利道にも入るライドを組みたい人に向きます。クロス型のRVより前傾姿勢になりやすいため、ハンドル位置と乗車姿勢は試乗で確かめてください。
YPJ-MT Pro
YPJ-MT Proは最大トルク85NmのPW-X3を搭載するフルサスペンションe-MTBです。前160mm・後150mmのサスペンションと27.5×2.6インチタイヤを備え、MTBコースや本格的なトレイルが主目的の人向け。税込748,000円と価格も装備も大きく異なるため、通勤や街乗りだけならRVのほうが用途に合います。
CROSSCORE RVが合う人と合わない人
RVは「平日の移動も休日の寄り道も同じ一台で楽しむ」という使い方に強みがあります。ヤマハも街中とオフロードの両方を想定したマルチパーパスモデルとして案内しています。
RVを選びたい人
- 舗装路の通勤に加えて、週末は砂利道や林道の入口まで走りたい
- 100mmサスペンションやドロッパーを使い、荒れた路面で姿勢を調整したい
- 大容量500Whバッテリーと12速ギアを重視する
- コスミックブラックとベージュのパーツ、ゴールドのグラフィックが好み
別モデルも試したい人
- 舗装路中心で未舗装路向け装備が不要:CROSSCORE RC
- 専用アプリの走行記録やメンテナンス機能が必要:CROSSCORE Connected
- ドロップハンドルのグラベル走行が中心:WABASH RT
- MTBコースを本格的に走りたい:YPJ-MT Pro
走行前に確認したい幅と歩道の扱い
CROSSCORE RVはハンドル幅730mm、全幅750mmです。ヤマハの製品ページには「歩道を走行することはできません」と明記されています。普段のルートに歩道しか通れない区間がある場合は、車道を安全に通れるか、購入前に地図と試乗で確かめてください。
E-BIKEは道路交通法上の基準を満たす電動アシスト自転車です。警察庁によると、時速10km未満では人の力に対して最大2倍まで補助し、速度が上がるにつれて補助力を下げ、時速24km以上ではアシスト力が加わらない構造が基準です。ペダルをこがずに走るスロットル付き車両などは別の車両区分になるため、改造や部品交換は避けてください。警察庁の電動アシスト自転車とペダル付き電動バイクの基準も確認できます。
購入前の試乗とサイズ確認
CROSSCORE RVはS・Mの2サイズです。適応身長は体格や乗り方にも左右されるため、サイズ表だけで決めず、ヤマハ取扱店で相談してください。試乗できる店舗はヤマハの販売店・試乗店検索で探せます。
店頭では、車体を押して曲がるときの幅、前サスの沈み込み、ドロッパーの操作、ブレーキレバーの握りやすさを確認します。22kgを超える車体は、玄関の段差や駐輪場のスロープでも扱いに差が出ます。試乗コースに未舗装路があれば、実際に走ってタイヤやサスペンションの感触も確かめましょう。
保証条件も購入時の確認事項です。ヤマハ公式ページでは、ドライブユニットとフレームが3年、バッテリーが2年、フロントサスペンションなど他部品が1年と案内されています。対象外となる場合もあるため、保証登録の方法と対象範囲は販売店で確認してください。
アプリとバッテリーの管理
「YAMAHA e-Bike Link」の適合モデルはCROSSCORE Connectedです。公式案内では、メンテナンス時期の通知、作業履歴、GPSライドログ、バッテリー消費量の記録、登録地点での充電リマインドなどを紹介しています。CROSSCORE RVは適合モデル一覧に含まれていないため、スマートフォン連携を重視する人はConnectedを候補にしてください。YAMAHA e-Bike Linkの機能一覧で最新の対応状況を確認できます。
走行後は、チェーンやブレーキ、タイヤに泥や異物が付いていないかを確認しましょう。エラー表示やモーター・バッテリーの不調が出たときは、無理に分解せず、ヤマハのYPJサポート窓口または購入店に相談してください。使用済みバッテリーは一般ごみとして捨てず、販売店やJBRCの協力店検索などメーカーが案内する回収ルートを利用します。
よくある質問
- CROSSCORE RVとRCはモーターが違いますか?
- どちらもPWseries S2(定格出力250W、最大トルク75Nm)です。RVはサスペンション、ドロッパー、12速ギア、MAGURAブレーキなどオフロード寄りの装備を加えています。舗装路中心なら価格が低くハンドル幅も狭いRCから試乗してください。
- CROSSCORE RVは満充電で何km走れますか?
- ヤマハの測定値はハイ82km、スタンダード94km、エコ130km、プラスエコ184km、オートマチック84kmです。実走行では坂道、気温、車載重量、走り方などで短くなるため、表示値どおりに走れるとは限りません。
- CROSSCORE RVで歩道を走れますか?
- ヤマハ公式ページは歩道走行不可と案内しています。ハンドル幅は730mm、全幅は750mmです。通勤などで使う場合は、歩道を通らず安全に走れるルートを先に確認してください。
- CROSSCORE RVは通勤に使えますか?
- 舗装路の通勤にも使えますが、車重は22.5〜22.7kgで、ハンドル幅も730mmあります。狭い道や段差の持ち運びが多い通勤では扱いづらさが出るため、ルートと駐輪環境を確認し、RCとも乗り比べてください。
- YAMAHA e-Bike LinkはCROSSCORE RVでも使えますか?
- 公式の適合モデルはCROSSCORE Connectedです。走行ログやメンテナンス記録を使いたい場合はConnectedを検討してください。
まとめ
CROSSCORE RVは、PWseries S2と500Whバッテリーに、12速Deore、100mmサスペンション、ドロッパーシートポスト、前4ポットのブレーキを組み合わせたマルチパーパスE-BIKEです。街乗りと未舗装路を一台で楽しみたい人には魅力があります。
舗装路中心ならCROSSCORE RC、アプリ連携ならCROSSCORE Connected、グラベルロードならWABASH RT、本格トレイルならYPJ-MT Proが候補です。RVは歩道を走行できず、車体も22kgを超えるため、購入前にルートと取り回しを試してください。メーカー希望小売価格は2026年9月15日確認時点で税込380,000円です。価格・仕様は変更されることがあるため、CROSSCORE RVの公式ページで最新情報を確認してください。
| ヤマハ CROSSCORE RV | ヤマハ CROSSCORE Connected | ヤマハ WABASH RT | ヤマハ YPJ-MT Pro | |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ||||
| 価格 | 380,000円 | 366,300円 | 463,100円 | 748,000円 |
| 実売価格 | 361,000円 | 344,630円 | 439,900円 | 500,000円 |
| メーカー | ヤマハ | ヤマハ | ヤマハ | ヤマハ |
| カテゴリ | e-bike/クロスバイク | e-bike/クロスバイク | e-bike/グラベル | e-bike/MTB |
| 子乗せ | ||||
| 乗車人数 | ||||
| タイヤ | 27.5×2.0 | 27.5×2.0 | 700×45C | 27.5×2.6 |
| 適応身長 | S/M(公式ジオメトリ参照) | S/M/L(公式ジオメトリ参照) | S/M/L(公式ジオメトリ参照) | |
| 重量 | 22.5-22.7 | 23.5-23.7 | 21.0-21.3 | 23.3-23.7 |
| バッテリー | 13.1 | 13.1 | 13.1 | 13.1 |
| 航続距離 | 82km / 94km / 130km / 184km / 84km | 85km / 99km / 128km / 188km / 94km | 85km / 99km / 128km / 188km / 94km | 73km / 78km / 95km / 132km / 196km / 88km |
| 充電時間 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
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PWシリーズの違いだけでなく、メーカーごとのE-BIKEも比べたい場合は、国産E-BIKE主要ブランドの特徴と選び方やE-BIKEの比較ガイドも参考になります。

