
初めてE-BIKEを購入するときは、車体の性能だけでなく「どこで買うか」も慎重に決めたいポイントです。E-BIKEはモーターやバッテリーを搭載するため、試乗で確認したい乗り味と、購入後に相談できる修理窓口の両方が必要になります。
結論からいえば、初めての一台は、候補車を試乗でき、納車時の調整と購入後の点検・修理の範囲を説明できる店舗を選ぶと失敗しにくくなります。全国の店舗を探すなら、メーカーの正規販売店検索と、ワイズロードなど複数地域に店舗を持つ販売店を組み合わせるのが効率的です。
先に確認したい要点
- 試乗 ── 車体のサイズ、足つき、発進時のアシスト、ブレーキ、重量感を確認できるか
- 整備と修理 ── 納車整備の内容、対応ブランド、バッテリーや電動ユニットの相談先が明確か
- 店舗の通いやすさ ── 点検や修理で持ち込める距離か。メーカーの提携店や出張修理も利用できるか
- 車両区分 ── ペダルをこいで補助を受けるE-BIKEなのか、免許・ナンバーが必要なペダル付き電動バイクなのか
E-BIKEの種類や候補車から整理したい方は、先に乗り方・用途別のE-BIKE比較を確認すると、店舗で相談する内容を決めやすくなります。
E-BIKE専門店と購入先の違い
E-BIKEを購入できる場所は、専門店だけではありません。ただし、試乗できる車種、納車整備、修理受付の範囲は購入先によって大きく異なります。
一般の自転車店
近所で相談しやすく、パンクやブレーキなど一般的な自転車整備を依頼しやすい点が強みです。一方で、スポーツタイプのE-BIKEや特定メーカーの電動ユニットまで扱えるとは限りません。購入候補が決まっているなら、車種名を伝えて試乗車と修理対応の有無を先に聞いてください。
家電量販店・ホームセンター
価格やポイントを比較しやすく、日常用の電動アシスト自転車を選びやすい購入先です。スポーツ走行向けのE-BIKEでは、サイズ選びやフィッティング、電動ユニットの診断、カスタムに対応できるかを個別に確認する必要があります。
E-BIKE専門店・スポーツバイク専門店
複数のカテゴリやブランドを比較しやすく、車体の見た目だけでは分からないモーターの出力感、車体重量、ハンドリング、小径タイヤの小回りなどを相談できます。試乗車を用意している店舗なら、街乗り用と長距離用の違いも体感できます。
ただし「専門店」と書かれていても、すべてのブランドを修理できるわけではありません。購入候補のメーカー名とモデル名を伝え、バッテリー交換、エラー診断、ブレーキや変速機の整備まで対応できるか確認しましょう。
メーカー直営店・正規販売店
特定ブランドの新型やサイズを比較したい人に向いています。メーカー保証や純正部品の相談がしやすい一方、他社モデルとの乗り比べは難しくなります。候補が一つのブランドに絞れている場合は、直営店と正規販売店の両方で、試乗車のサイズと納車後の窓口を比べると安心です。
E-BIKE専門店で購入するメリット

乗り味とサイズを体で確かめられる
E-BIKEは同じタイヤ径でも、モーターの位置、バッテリー容量、フレーム形状、車体重量で印象が変わります。発進時のアシストが強い車体、自然に力が加わる車体、軽量で取り回しやすい車体では、適した用途が異なります。
試乗では、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
- またぎやすさと足つき
- 発進・停止を繰り返したときのアシスト感
- 坂道でのペダルの重さ
- ブレーキをかけたときの安心感
- 駐輪場や自宅で押して動かせる重量か
可能なら平坦な道だけでなく、短い坂道と停止・再発進を含むコースを走ってください。カタログの数値より、毎日の通勤や買い物で扱えるかどうかが分かります。
納車時の組み立てと初期調整を任せられる
店舗購入では、ハンドル、サドル、ブレーキ、変速機、ホイールの固定などを確認したうえで納車するのが一般的です。身長や腕の長さに合わせた調整、アシストモードや充電方法の説明も受けられます。
通販では、完成車として届く商品もあれば、前輪やハンドルなどの組み立てが必要な商品もあります。国民生活センターは、組み立てが必要な状態で届く通信販売の自転車について、不十分な組み立てや整備が事故につながるおそれがあると注意喚起しています。通信販売の自転車に関する国民生活センターの注意喚起も確認し、注文前に「どこまで完成した状態で届くか」「組み立て・点検を誰が行うか」を確認してください。

購入後の相談先が見える
E-BIKEはタイヤやブレーキだけでなく、バッテリー、充電器、電動ユニット、表示ディスプレイなども点検対象になります。店舗を選ぶときは、次の内容を購入前に確認しましょう。
- 定期点検の料金と頻度
- バッテリーや電動ユニットの診断・交換窓口
- 購入店以外の店舗でも修理できるか
- 保証修理と有償修理の区分
- 修理中の預かり期間と、部品取り寄せの目安
たとえばモトベロは、購入車両について安全保障点検を永年無料、パンク修理を1年間無料と案内しています。サービスの対象作業や条件は店舗・購入車両によって異なるため、モトベロのアフターサポートで内容を確認したうえで、購入時にも説明を受けてください。
専門店を選ぶ6つのチェックポイント
試乗できるモデルとサイズ
「試乗できます」だけでなく、希望するモデル、フレームサイズ、バッテリー容量の車体に乗れるかを確認します。試乗車の在庫は販売やメンテナンスで変わるため、来店前の電話や予約が有効です。
修理できるブランドと部品
自転車部分の修理と、電動ユニットの診断は別の対応になる場合があります。購入候補を伝えたうえで、エラー表示、バッテリー交換、充電器の故障、ソフトウェア更新に対応できるかを聞いてください。
納車整備と操作説明
初回点検の範囲、サドルやハンドルの調整、アシストモード、充電方法、保管方法の説明が納車費用に含まれるかを確認します。スマートフォンアプリを使うモデルは、接続設定までサポートしてもらえると安心です。
通いやすさと修理の預け方
定期点検を続けるには、自宅や職場からの距離が重要です。車体を持ち込めない場合は、配送、出張修理、提携店での受付に対応しているかを調べます。ただし、提携店でも作業内容や受付状況が異なる場合があるため、事前予約が必要です。
保証・保険・盗難対策
メーカー保証の期間だけでなく、消耗品、転倒、バッテリー、盗難が対象になるかを分けて確認します。防犯登録の手続き、鍵の選び方、盗難保険の案内まで相談できる店舗なら、納車後の準備も一度に進められます。
車両区分と公道走行の条件
ペダルをこがなくても走れるスロットル付き車両や、電動アシスト自転車の基準に適合しない車両は、通常の自転車として扱われません。警察庁は、電動アシスト自転車の基準に適合しないペダル付き電動バイクは、一般原動機付自転車や自動車に該当し得ると案内しています。警察庁の電動アシスト自転車の基準を読み、免許、ナンバープレート、自賠責保険、ヘルメットなどが必要な車両をE-BIKEと混同しないでください。
全国からE-BIKE販売店を探す方法
全国の店舗を一件ずつ検索するより、まず購入候補のブランドを決めて正規販売店を絞る方が効率的です。
メーカーの正規販売店検索を使う
BESV、SMALO、Votaniは、公式のショップページでブランドと都道府県を選んで販売店を探せます。ページ上で試乗可能車両が表示される店舗もありますが、取扱ブランド、在庫、試乗車の有無は店舗ごとに異なります。BESV公式の取扱店舗検索で候補を出し、来店前に店舗へ問い合わせてください。
特定ブランドの直営店を探す場合も、公式の店舗一覧を優先します。MATE.BIKEは東京の青山・自由が丘、大阪の直営店に加えて、全国の取扱店と修理窓口を掲載しています。MATE.BIKEの店舗・販売店・修理窓口から地域を選べます。
複数地域のスポーツバイク店を調べる
ワイズロードは全国29店舗のスポーツバイク専門店として、東京、大阪、京都、神戸、広島、福岡などの店舗を案内しています。E-BIKEの取扱いや試乗車は店舗ごとに違うため、ワイズロードの店舗一覧と店舗別の試乗車リストを続けて確認しましょう。試乗には身分証明書が必要で、販売済みやメンテナンス中の車体は試乗できない場合があります。
メーカーのサポート網も確認する
近くに直営店がない場合は、メーカーが提携店や出張修理を用意しているかを確認します。MOVEは公式FAQで全国130店舗以上の提携店舗による修理・メンテナンスを案内しています。ただし、公式サポートページにも店舗ごとに対応できる作業や受付状況が異なると記載されているため、持ち込む前に予約と症状の共有が必要です。MOVEのサポート店舗で最寄りの窓口を確認してください。
地域別に探せる店舗例

ここでは、公式ページで試乗・販売店・修理情報を確認できる店舗を例として紹介します。取扱モデル、営業時間、定休日、試乗条件は変わるため、記事執筆時点の情報としてご覧ください。
東京・首都圏
東京 e-bike 専門店5選【2026年版】試乗・修理で徹底比較
モトベロ
代官山、二子玉川、横浜港北、湘南、広島の5店舗を展開する電動アシスト自転車専門店です。公式ページでは豊富な試乗車と購入後のサービスを案内しており、複数ブランドを比較したい人に向いています。店舗ごとに試乗車や修理予約の方法が異なるため、モトベロの店舗情報から希望店舗を選んでください。
e-bike UENO
東京・上野の電動モビリティ専門店です。公式サイトでは、予約不要・無料の試乗と、11時から19時までの営業時間、木曜定休を案内しています。電動アシスト自転車だけでなく特定原付や電動バイクも扱うため、相談時には「電動アシスト自転車として公道を走るモデルを見たい」と車両区分を伝えるとスムーズです。e-bike UENO公式サイトで当日の取扱車を確認してください。
MOVE.TOKYO
恵比寿にあるMOVEの公式ストアです。ブランドのモデルを試乗予約でき、購入後は全国のサポート店舗や出張修理につなげられます。MOVEの車体に絞って試乗したい人は、MOVE.TOKYOの試乗案内から予約条件を確認しましょう。
MATE.BIKE TOKYO
青山本店と自由が丘店で試乗できます。自由が丘店はキッズスペースを備えたファミリーコンセプトの店舗で、青山店とあわせてMATEのデザインやサイズを実車で確認できます。どちらも営業時間や定休日が変わる可能性があるため、公式の店舗一覧から予約してください。
大阪・京都
e-bike OSAKA
バイク王大阪東住吉店内の電動モビリティコーナーです。公式サイトでは敷地内に坂道のある試乗環境を案内しています。ファットバイク系の電動アシスト自転車を試したい場合は候補になりますが、試乗可能なモデルは変動するため、e-bike UENO・OSAKA公式サイトで確認してから訪問しましょう。
MATE.BIKE OSAKA
大阪・南船場の直営店です。試乗に加え、メンテナンス講習やオーナー向けイベントも案内されています。MATEの車体を長く使う前提で、購入後の相談先まで一度に確認したい人に適しています。MATE.BIKE OSAKAの店舗情報で予約条件を確認してください。
ベックオン
大阪・本町のスポーツサイクル専門店で、ロード、クロス、グラベル、E-BIKEを扱い、試乗やフィッティングにも対応しています。公式のテストライド案内では、BESVやTREKなどの車体と試乗条件を掲載しています。スポーツ走行や長距離を重視する人は、ベックオンのE-BIKE試乗案内で車種と予約方法を確認しましょう。
イワイサイクル木津屋橋店
京都駅からも訪ねやすい地域の自転車専門店です。取扱ブランドの公式販売店ページでは電動アシスト自転車の試乗可能店として掲載されていますが、試乗車の最新状況は店舗への問い合わせが必要です。イワイサイクル木津屋橋店の取扱・試乗情報で確認してください。
福岡・九州
ワイズロード福岡天神店
全国展開するスポーツバイク専門店の福岡拠点です。E-BIKEの試乗車は時期や店舗で変わるため、福岡天神店の取扱車と試乗可否を事前に確認してください。複数ブランドを一度に比較したい人は、ワイズロードの店舗別試乗車リストから探すのが確実です。
ZING² FUKUOKA IWAI
街乗りや通勤向けのE-BIKEからスポーツバイクまで試乗車をそろえる福岡の店舗です。公式のお知らせでは、2026年1月時点でE-BIKEを含む7台の試乗車、予約不要、身分証明書の持参などの条件を案内しています。試乗車は入れ替わるため、ZING² FUKUOKA IWAIの試乗車案内で最新情報を確認しましょう。
※店舗の営業時間、定休日、在庫、試乗車、予約条件は変わることがあります。来店前に公式サイトまたは電話で確認してください。
E-BIKEを買う時期やセール情報も確認したい方は、E-BIKEのセール時期と購入先も参考にしてください。
オンライン購入で確認したい4つの注意点
オンライン購入は、近くに店舗がない場合や、試乗済みのモデルを安く探したい場合に便利です。一方で、価格だけで決めると納車後の整備や修理で困ることがあります。
完成車か、組み立てが必要か
「完成車配送」「納車整備済み」と書かれていても、どこまで調整済みかは販売店によって異なります。前輪、ハンドル、ペダル、ブレーキなどの組み立てが必要か、組み立て後の点検を依頼できるかを確認してください。
試乗なしでサイズを決めること
身長だけでサイズが決まるとは限りません。サドルを下げたときの足つき、ハンドルまでの距離、車体を押して歩くときの重さは、実車でないと分かりにくい部分です。試乗できない場合は、メーカーの適応身長だけでなく、返品条件と購入後のサイズ交換の可否まで確認します。
修理窓口と送料を見落とすこと
通販で購入した車体を近隣店が受け付けるとは限りません。購入前に、故障時の連絡先、保証修理の送料、バッテリーや充電器の交換方法、近隣の提携店を確認しておきます。
「E-BIKE」の呼び方だけで判断すること
ペダル付き電動バイクやスロットル付き車両を、電動アシスト自転車と同じ感覚で注文してはいけません。公道走行に必要な免許、ナンバー、自賠責保険、ヘルメットなどが車両区分によって変わります。販売ページに「免許不要」「公道走行可能」と書かれていても、型式や基準適合の説明を確認してください。
オンライン購入を選びやすい条件
- 試乗済みで、モデル名とフレームサイズが決まっている
- 完成車配送または組み立て・点検サービスの範囲が明記されている
- メーカー保証と修理窓口が確認できる
- 近隣の対応店、出張修理、配送修理のいずれかを利用できる
初めて購入する人や、サイズ・車両区分に不安がある人は、最初の一台だけでも実店舗で相談すると判断しやすくなります。
よくある質問
- E-BIKEは専門店と一般の自転車店のどちらで買うべきですか?
- 初めてなら、試乗、サイズ調整、納車説明、購入後の修理窓口をまとめて確認できる専門店が有力です。近所の一般店でも、購入候補のブランドと電動ユニットに対応しているなら選択肢になります。
- E-BIKEの試乗は予約が必要ですか?
- 店舗によって異なります。e-bike UENOやZING² FUKUOKA IWAIの公式案内では予約不要の試乗を案内していますが、試乗車の販売や整備で条件が変わる場合があります。モデル名とサイズを伝えてから訪問してください。
- 全国のE-BIKE専門店はどう探せばよいですか?
- メーカーの正規販売店検索で都道府県と試乗可否を確認し、ワイズロードのような複数地域のスポーツバイク店を追加で調べます。近くに直営店がない場合は、提携修理店や出張修理の有無も確認しましょう。
- E-BIKEのメンテナンス費用はどれくらいですか?
- 点検、消耗品交換、電動ユニットの診断、バッテリー交換で料金が変わります。無料点検が付く店舗でも、部品代や交換作業は別料金の場合があります。購入前に無料範囲と有償作業を分けて聞いてください。
- E-BIKE購入に補助金は使えますか?
- 補助制度の有無、対象車両、購入店、申請時期は自治体ごとに異なります。購入や注文の前に、居住地の自治体公式サイトで条件を確認してください。後から申請できない制度もあるため、店舗の説明だけで判断しないことが大切です。
まとめ
E-BIKE専門店を選ぶときは、品ぞろえの多さだけでなく、試乗できる車体、納車整備の内容、購入後の修理窓口を確認してください。全国から探す場合は、メーカーの正規販売店検索、ワイズロードの店舗・試乗車一覧、ブランドの提携サポート店を組み合わせると候補を絞れます。
店舗へ行く前に、用途、予算、通勤や買い物の距離、保管場所、試乗したいモデルをメモしておくと相談がスムーズです。候補車が絞れたら、E-BIKEおすすめランキングと選び方で性能や用途を比較し、試乗後に納車・修理条件まで納得できる店舗で契約しましょう。
※本記事の店舗情報とサービス内容は2026年9月時点で公式ページを確認したものです。営業時間、取扱在庫、試乗車、キャンペーン、サポート条件は変更される場合があるため、来店・購入前に各店舗へ確認してください。

