2025年11月14日 
「家の周りに坂道が多いから、電動キックボードは無理かな…」
「通勤で使いたいけど、途中のあの急な坂が登れるか心配…」
電動キックボードを検討する際、多くの方がぶつかるのが「坂道問題」です。手軽で便利な移動手段として魅力的ながら、登坂性能に不安を感じて購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。実は、最近の特定原付（電動キックボード）には、驚くほど坂道に強いパワフルなモデルが続々と登場しているのです。
この記事では、坂道での利用を前提とした特定原付の選び方から、登坂能力の指標、そして「これなら間違いない！」と自信をもっておすすめできる坂道最強モデル、さらには安全な下り坂の走行方法まで、私の経験と徹底的なリサーチを元に詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの不安は解消され、坂道をものともしない快適なモビリティライフを手に入れるための一台がきっと見つかります。
※この記事には広告が含まれています。
目次
この記事のポイント
- 後悔しない選び方: 坂道に強い特定原付を選ぶために必須の4つのチェックポイントを具体的に紹介します。
- 登坂能力のウソ？ホント？: スペック表の「°」と「%」の違いを理解し、本当に坂道を登れるモデルを見抜く方法を解説します。
- 【厳選】坂道最強モデル7選: 数あるモデルの中から、激坂もグイグイ登るパワフルな特定原付モデルだけを厳選してご紹介します。
- 登りより重要な下り坂: 意外と危険な「下り坂」を安全に走行するための注意点やブレーキの重要性も解説します。
【結論】とにかく坂道性能で選ぶならコレ！
「いろいろ見るのは大変…」という方へ。数あるモデルの中で、特に圧倒的な登坂性能を誇るのは「EVEREST XING EX-15CITY」です。
- 異次元の登坂性能: 登坂角度26.57°は他を圧倒。公道で困ることはまずありません。
- パワフルな500Wモーター: 体重がある方でも安心の力強い走りを実現します。
- 長距離も安心: 最大60kmの航続距離で、通勤・通学から休日の遠出までカバーします。
「絶対に坂道で妥協したくない」という方は、このモデルを選べば間違いありません。
ポチップ坂道に強い特定原付の選び方【後悔しない4つのポイント】
①登坂能力は「20度」以上がマスト
これが最も重要なポイントです。製品スペックには「登坂能力〇〇°」や「勾配〇〇%」と記載されています。この違いを理解することが、本当に坂道に強いモデルを見極めるカギとなります。
- 角度（°）: 水平な地面に対する坂道の角度を直接示します。
- 勾配（%）: 水平に100m進んだ時に何m登るかを示します。道路標識で見る「10%」はこちらの表記です。
| 角度（°） | 勾配（%） | 身近な坂の目安 |
| 約5.7° | 10% | 一般的な道路の急坂 |
| 約8.5° | 15% | かなり急な坂（箱根駅伝5区など） |
| 15° | 約26.8% | ほとんどの公道をクリアできるレベル |
| 20° | 約36.4% | もはや激坂レベル。非常にパワフル |
| 25° | 約46.6% | 競技レベルのヒルクライムに匹敵 |
日常生活で遭遇するほとんどの坂は10%（約5.7°）以下です。そのため、スペック表で「15°」以上の表記があれば、多くの坂道でストレスを感じることは少なくなります。しかし、坂の多い地域にお住まいの方や、体重に自信のない方は、余裕をもって「20°」以上を基準に選ぶことを強くおすすめします。
②モーター出力(W)と電圧(V)が高いものを選ぶ
登坂能力はモーターのパワーに直結します。特定原付の定格出力の上限は600Wですが、パワフルなモデルは定格出力500Wクラスのものが多く見られます。このクラスのモーターを搭載していれば、安定して坂を登ることが期待できます。
さらに、見落としがちなのが「バッテリー電圧（V）」です。電圧が高いほど、モーターに一度に多くのエネルギーを供給できるため、トルク（坂を登る力）が強くなる傾向にあります。坂道性能を重視するなら、「定格出力500W以上」かつ「電圧48V以上」のモデルを選ぶと、よりパワフルな走りが期待できるでしょう。
③タイヤは10インチ以上の「エアタイヤ」が安定
意外と見落としがちですが、タイヤも重要です。タイヤ径が大きい（10インチ以上が目安）ほど、路面の凹凸を乗り越えやすく、走行が安定します。また、乗り心地を重視するならクッション性の高い「エアタイヤ」、パンクの心配をしたくないなら「ノーパンクタイヤ」という選択肢があります。坂道での安定したグリップ力と衝撃吸収性を考えると、個人的には多少メンテナンスの手間はあっても、10インチ以上のエアタイヤ（またはチューブレスタイヤ）がおすすめです。
④下り坂の安全を左右する「ブレーキ性能」
坂道を登ることばかり考えがちですが、安全面では下り坂の方が重要です。スピードが出やすい下り坂で確実に止まれるよう、ブレーキ性能は必ずチェックしましょう。
ブレーキには主に「ディスクブレーキ」「ドラムブレーキ」「電動ブレーキ」があります。この中で最も制動力が高いのは「ディスクブレーキ」です。特に、両輪にディスクブレーキを搭載しているモデルや、前輪がドラム、後輪がディスクブレーキといった組み合わせのモデルは、雨の日でも安定した制動力を発揮してくれるため、安心して坂道を下ることができます。
【2025年】坂道に強い特定原付おすすめ7選
- EVEREST XING EX-15CITY（26.57°）
- EVEREST XING EX-15PRO（25.2°）
- Playing MANTIS Neo（20°）
- THE ONE TOSX8（20°）
- STORM Basic STM-b（20°）
- YADEA KS6 PRO（15°）
- AINOHOT SAGA pro（15°）
1. EVEREST XING EX-15CITY | 登坂角度 26.57°
まさに「激坂ハンター」。現行の特定原付で最強の登坂能力を誇るのがこのEX-15CITYです。登坂角度26.57°（勾配約50%）というスペックは、もはや公道では敵なしと言っても過言ではありません。山間部の急勾配な道や、タワーマンションの長いスロープなど、他モデルでは躊躇するような場所でも安心して登れます。価格は高めですが、「とにかく坂道性能が一番！」という方にはこれ以上ない選択肢です。
- とにかく坂道に強いモデルが欲しい人
- 体重が80kg以上でパワーに余裕が欲しい人
- 航続距離も重視する人（最大60km）
ポチップ2. EVEREST XING EX-15PRO | 登坂角度 25.2°
EX-15CITYの兄弟機にあたるPROモデル。登坂能力は25.2°とわずかに劣りますが、それでも他を圧倒する超高性能です。600Wのパワフルなモーターと48Vの高電圧バッテリーを搭載し、急な坂道でも力強く加速します。CITYとの違いは主にタイヤサイズやバッテリー容量で、基本的な登坂パワーはほぼ同等と考えて良いでしょう。デザインや細かな仕様の好みで選ぶのがおすすめです。
- 坂道性能で絶対に妥協したくない人
- 先進的なデジタルロック機能を使いたい人
- 航続距離50kmで十分だと感じる人
ポチップ3. Playing MANTIS Neo | 登坂角度 20°
登坂性能とデザイン性、乗り心地のバランスが取れた一台。登坂角度20°という十分すぎるパワーを持ちながら、洗練されたデザインが魅力です。パワフルなだけでなく、前後輪にドラムブレーキとディスクブレーキ、さらにサスペンションも搭載しており、坂道だけでなく荒れた路面での安定性も抜群。日常使いから週末のちょっとした遠出まで、幅広いシーンで活躍してくれます。
- パワフルなだけでなく、見た目にもこだわりたい人
- 乗り心地や安定性を重視する人
- バッテリーを着脱式にして室内で充電したい人
ポチップ4. THE ONE TOSX8 | 登坂角度 20°
シンプルでスタイリッシュなデザインながら、登坂角度20°のパワフルなモーターを搭載した実力派。10インチのエアタイヤとサスペンションにより、安定した走行性能と快適な乗り心地を両立しています。バッテリーが着脱式で、本体ごと室内に持ち込む必要がないのも便利なポイント。機能性とデザインのバランスが良く、どんな服装にも合わせやすいのが魅力です。
- 街乗りメインで、たまにある急坂もスムーズにクリアしたい人
- バッテリーを取り外して充電したい人
- コストパフォーマンスを重視する人
ポチップ5. STORM Basic STM-b | 登坂角度 20°
自転車タイプの特定原付でありながら、登坂角度20°というキックボードタイプ顔負けの性能を誇ります。キックボードの立ち乗り姿勢に不安がある方や、より安定した走行を求める方に最適な選択肢です。サドルに座って安定した姿勢で坂道を登れるため、体力的な負担も軽減されます。基本的な性能はしっかりと押さえており、日常の坂道で困ることはまずないでしょう。
- 立ち乗りよりも座って安定して坂を登りたい人
- パワフルな自転車タイプの特定原付を探している人
- コストを抑えつつ、坂道性能に妥協したくない人
公式サイト：https://stmjapan.info/service/basic/
6. YADEA KS6 PRO | 登坂角度 15°
登坂角度は15°と上記モデルには一歩譲りますが、定格出力500Wのパワフルなモーターと、世界シェアNo.1ブランドYADEAの技術力が魅力の一台です。一般的な坂道であれば全く問題なく、スムーズな登坂が可能です。特筆すべきは、パンクに強い加工が施された10インチのエアタイヤとフロントサスペンションによる快適な乗り心地。激坂は少ないけれど、安定したパワーと乗り心地を両立したいという方に最適です。
- 激坂はないが、ある程度の坂をスムーズに登りたい人
- 乗り心地と安定性を重視する人
- 信頼できる大手ブランドのモデルを選びたい人
ポチップ7. AINOHOT SAGA pro | 登坂角度 15°
こちらも登坂角度15°、定格出力500W、電圧46.8Vとパワフルなスペックを持つモデルです。前後輪にサスペンションを搭載し、10インチのチューブレスタイヤを採用しているため、路面からの衝撃をしっかり吸収し、快適な乗り心地を提供します。航続距離も最大55kmと長く、バッテリー残量を気にせず安心して走行できるのも嬉しいポイント。パワー、乗り心地、航続距離のバランスが取れた優等生モデルです。
- 坂道でのパワーと長距離走行を両立させたい人
- 乗り心地を重視し、サスペンション付きモデルが欲しい人
- コストパフォーマンスに優れた高機能モデルを探している人
ポチップおすすめ特定原付スペック比較表
| EVEREST XING EX-15CITY | EVEREST XING EX-15PRO | Playing MANTIS Neo | THE ONE TOSX8 | STORM Basic STM-b | YADEA KS6 PRO | AINOHOT SAGA pro | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 画像 | | | | | | | |
| 価格 | 198,000円 | 151,800円 | 176,000円 | 79,800円 | 89,800円 | 198,000円 | 118,800円 |
| 実売価格 | 198,000円 | 113,800円 | 88,000円 | 69,800円 | 89,800円 | 209,000円 | 100,980円 |
| 歩道モード | あり | あり | あり | あり | なし | あり | あり |
| 平均航続距離(km) | 60 | 50 | 47.5 | 45 | 22.5 | 60 | 55 |
| 重量(kg) | 21 | 23 | 20 | 16.5 | 29 | 22 | 22.3 |
| 定格出力(W) | 500 | 600 | 450 | 350 | 400 | 500 | 500 |
| 最大出力(W) | 1100 | 1000 | 800 | ||||
| タイプ | 自転車 | キックボード | キックボード | キックボード | 自転車 | キックボード | キックボード |
| 全長(mm) | 1640 | 1200 | 1130 | 1120 | 1300 | 1192 | 1224 |
| 全幅(mm) | 595 | 580 | 460 | 530 | 530 | 520 | 560 |
| 全高(mm) | 1100 | 1200 | 1260 | 1170 | 1100 | 1258 | 1240 |
| 3辺合計(mm) | 3335 | 2980 | 2850 | 2820 | 2930 | 2970 | 3024 |
| 折りたたみ全長(mm) | 1200 | 1130 | 1120 | 1300 | 1192 | 1224 | |
| 折りたたみ全幅(mm) | 580 | 460 | 530 | 530 | 520 | 560 | |
| 折りたたみ全高(mm) | 520 | 550 | 470 | 920 | 604 | 530 | |
| 折りたたみ3辺合計(mm) | 2300 | 2140 | 2120 | 2750 | 2316 | 2314 | |
| 最大積載重量(kg) | 100 | 120 | 100 | 150 | 80 | 110 | 120 |
| 駆動方式 | ブラシレスモーター | リアハブモーター | |||||
| バッテリー電圧(V) | 48 | 48 | 36 | 36 | 48 | 36 | 46.8 |
| バッテリー容量(Ah) | 13.2 | 15 | 13 | 10 | 35 | 15.6 | 10.4 |
| バッテリー着脱 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 | |||
| バッテリー平均充電時間(h) | 6 | 8 | 6.5 | 6 | 4.5 | 5 | 5.5 |
| 最高速度車道(km/h) | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 |
| 最高速度歩道(km/h) | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 | |
| 登坂角度(度) | 26.6 | 25.2 | 20 | 20 | 20 | 15 | 15 |
| 走行モード | 車道モード、歩道モード | 2モード設定可能（6 km/h, 20 km/h） | 車道/歩道 | 歩道走行モード最大速度：6km/h 公道走行モード最大速度：20km/h（体重、道路状況によって変わります） | 2モード設定可能（6 km/h, 20 km/h） | 歩道モード:6km/h, 車道モード1速:10km/h, 2速:15km/h, 3速:20km/h | |
| フレーム素材 | アルミニウム合金 | アルミニウム合金 | マグネシウム合金 | ||||
| カラー | ウィンドブルー、スレートブラック、ピークシルバー | スレートブラック、エベレストホワイト | ブラック、ホワイト、オリーブ、クリーム、グレー | グレー、ブルー、イエロー | OLIVE GREEN, DARK BLACK | ||
| タイヤサイズ(inch) | 20 | 10 | 10 | 10 | 14 | 10 | 10 |
| タイヤ種類 | ノーパンクタイヤ | チューブレスタイヤ | エアタイヤ | 耐パンク加工エアタイヤ | チューブレス | ||
| ブレーキ前輪 | ドラム | ドラムブレーキ | ドラムブレーキ | ディスク | ドラムブレーキ | ドラムブレーキ | |
| ブレーキ後輪 | ドラム | ディスク＋電動ブレーキ | ディスクブレーキ | ディスク | ディスク＋電動ブレーキ | ディスクブレーキ | |
| サスペンション前輪 | あり | あり | フロントサスペンション | あり | |||
| サスペンション後輪 | あり | なし | あり | ||||
| 防水防塵等級 | IPX6 | IPX5 | IP54 | IP54 | IPX4 | IP54 | |
| 折りたたみ機構 | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
| サドル(椅子) | あり | オプション | オプション | なし | あり | オプション | なし |
| カゴ | あり | オプション | |||||
| バックミラー | なし | なし | あり | なし | なし | なし | なし |
| 防犯装備 | digital lock, password | バッテリーキー | 電子ロック機能、アラーム機能あり | ||||
| アプリ連携 | あり | Bluetooth コントロール アプリ | |||||
| 保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | バッテリー、モーター：購入後6か月 フレーム系：購入後1年 その他：初期不良期間8日 | ||
| 付属品 | 充電器一式・簡易工具・取扱説明書 | 充電器一式:ACアダプター×1/ACコード×1/組み立て用部品・簡易工具×1/取扱説明書×1 | 充電器、販売証明書、取扱説明書、バックミラー、取り付け工具セット | 充電器＆充電コード×1 鍵×2 組立工具×1 説明書（保証書）×1 販売証明書×1 | 充電器一式:ACアダプター×1/ACコード×1/組み立て用部品・簡易工具一式:六角レンチ(4mm)×1/ネジ(M4×14mm)×6/取扱説明書 | ||
| 確認番号 | 0150 | 0106 | 0028 | 0127 | 0144 | 0007 | 0076 |
| メーカー | 株式会社 Acalie | EVEREST XING | GAB PROJECT | THE ONE 株式会社 | STM Japan 株式会社 | YADEA | AINOHOT |
| 型式 | EX-15CITY | EX-15PRO | Playing MANTIS Neo | TOSX8 | STM-b | KS6PRO-JP | SAGA pro |
| 公式サイトなど | https://everestxing.jp/city.html | https://everestxing.jp/ex15pro.html | https://item.rakuten.co.jp/e-scooter/x11n/ | https://item.rakuten.co.jp/motostarshop/x8gdk-/ | https://stmjapan.info/service/basic/ | https://yadea.jp/lineup/301/ https://e-819.jp/products/yadea-ks6-pro | https://ainohot.co.jp/products/ainohot-saga-pro?srsltid=AfmBOoqeCVBYu-2mKbm485Lbj822ObeWQp1Kp27bKYWV9pbhFlunPx77 |
| 購入先 | 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る公式ショップで見るメルカリで見る | 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る公式ショップで見るメルカリで見る | 楽天市場で見るメルカリで見る | 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る | 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る | 楽天市場で見るメルカリで見る |
【登りより重要】電動キックボードでの安全な下り坂の走り方
登り坂に注目しがちですが、実は「下り坂」の方がより注意が必要です。スピードが出やすく、転倒のリスクも高まります。
- ブレーキ性能を過信しない: 安心して下るためには、信頼できるブレーキが不可欠です。制動力の高い「ディスクブレーキ」を搭載したモデルは安心感が高いですが、それでも急ブレーキは避け、ポンピングブレーキ（ブレーキを数回に分けてかける）を心がけましょう。
- スピードを出しすぎない: スピードモードを低速に切り替えるなどして、常にコントロール可能な速度を保ちましょう。下り坂では思った以上にスピードが出ます。
- 重心をやや後ろに: 急ブレーキ時に前のめりになるのを防ぐため、少し腰を引いて後ろに重心を置くように意識すると安定します。
下り坂は、登り坂以上に慎重な運転が求められます。特に雨で路面が濡れている日はスリップしやすいため、普段以上に速度を落とし、車間距離を十分にとることを心がけてください。
特定原付の坂道に関するよくある質問（FAQ）
Q: 電動自転車とどっちが坂道に強い？
A: 一概には言えませんが、一般的にペダルを漕ぐアシストがある分、電動アシスト自転車の方が急な坂道や長時間の登り坂では有利な場合が多いです。特定原付はモーターの力だけで登るため、特にバッテリーが消耗してくるとパワーが落ちることがあります。ただし、この記事で紹介したような高出力モデルであれば、電動アシスト自転車に遜色ない登坂性能を発揮します。手軽さやコンパクトさを重視するなら特定原付、体力的な楽さを最優先するなら電動アシスト自転車、という視点で選ぶと良いでしょう。
Q: LUUPやドンキの電動キックボードは坂道を登れる？
A: モデルによります。LUUPのようなシェアサービス用の機体は、街中の緩やかな坂を想定して設計されているため、急な坂道ではパワー不足を感じることが多いです。また、ドン・キホーテなどで販売されている安価なモデルも、登坂性能が控えめな傾向があります。購入する際は、価格だけでなく、必ず「登坂能力」のスペックを自分の目で確認することが重要です。
Q: 体重が重いと登らないって本当？
A: はい、影響はあります。電動キックボードの登坂能力は、運転者の体重が軽いことを前提に測定されている場合があります。そのため、体重が重い（例: 80kg以上）方が乗ると、カタログスペック通りの性能が出ない可能性があります。体重に自信のない方ほど、この記事で紹介しているような定格出力500W以上、登坂角度20°以上の余裕を持ったスペックのモデルを選ぶことを強くおすすめします。
Q: バッテリーが減るとパワーは落ちる？
A: はい、多くのモデルでパワーは低下します。特にバッテリー残量が20〜30%を下回ってくると、平地では感じなくても、登り坂で「いつもより力がないな」と感じることがあります。坂道を含むルートを走行する場合は、バッテリー残量に余裕を持って出発することが大切です。
まとめ：坂道に強い特定原付で、移動をもっと自由に！
特定原付（電動キックボード）と坂道に関する性能や選び方、おすすめモデルについて解説してきました。
これまで「坂道があるから」と特定原付を諦めていた方も、これだけパワフルなモデルがあることを知り、選択肢が大きく広がったのではないでしょうか。重要なのは、スペック表の「登坂能力」「モーター出力」「電圧」「ブレーキ性能」を正しく理解し、自分の生活環境に合ったパワーを持つモデルを選ぶことです。
特に登坂能力20°を超えるモデルなら、日本の多くの坂道でストレスを感じることなく、快適な移動が実現できます。特定原付があれば、今までバスや徒歩では少し億劫だった坂の上のカフェや公園にも、汗をかくことなくスイスイとアクセスできるようになります。
ぜひ、今回ご紹介したモデルを参考に、あなたにぴったりの一台を見つけて、坂道を気にしない新しいモビリティライフをスタートさせてください。移動がもっと自由に、もっと楽しくなるはずです。
特定小型原動機付自転車についての外部リンク
特定小型原動機付自転車について
- 特定小型原動機付自転車について(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車について(経済産業省)
- 保安基準に適合した電動キックボード等を購入・使用しましょう(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車ってなに？(PDF)(国土交通省)
- ルールを守って電動キックボードに乗ろう(PDF)(国土交通省)
- 電動キックボード等の概要説明リーフレット(PDF)(警視庁)
特定小型原動機付自転車の交通ルールについて
- 電動キックボードに関する交通ルールを確認しましょう！(政府広報オンライン)
- 電動キックボード等に法改正 乗るならルールを知ってから！(政府広報オンライン)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警視庁)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警察庁)
