グラベルロードe-bikeおすすめ5選|2026年版の徹底比較

舗装路から砂利道まで一台で走りたいなら、グラベルロードe-bikeが有力です。電動アシストで坂道や向かい風の負担を抑えながら、ロードバイクに近い軽快さも楽しめます。

ただし、モデルによってモーターの位置、タイヤ幅、バッテリーの扱いやすさが異なります。公道で使うなら、価格だけでなく日本向け車両の法令適合も確認が必要です。

先に結論をまとめると、次の選び分けが分かりやすくなります。

  • 軽さと街・週末の使いやすさ: BESV JG1
  • 航続距離とバッテリー拡張: BESV JGR1.1
  • 坂道と長距離、国内ブランドのサポート: ヤマハ WABASH RT
  • 荒れた路面とバイクパッキング: KONA LIBRE EL
  • オンロードとオフロードの両立: ミヤタ ROADREX i 6180

以下の価格・仕様は、2026年9月18日に確認できたメーカー公式ページを基準にしています。アウトレット価格、在庫、販売店価格は変動するため、購入前に最新表示を確認してください。

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この記事でわかること:

  • グラベルロードe-bikeと一般的な電動アシスト自転車の違い
  • ミッドドライブとリアハブモーターの走行感と選び分け
  • 5機種のバッテリー、タイヤ、重量、価格の比較
  • 公道走行前に確認したい法令適合、型式認定、メンテナンス

軽量グラベルe-bikeの価格を確認する

15kg台で扱いやすく、型式認定番号も公式ページで確認できるBESV JG1の価格と在庫を確認できます。


グラベルロードe-bikeとは

グラベルロードは、ロードバイクの走りをベースにしながら、砂利道や未舗装路にも対応できるよう設計されたスポーツバイクです。ロードバイクより太いタイヤを履き、幅広いハンドルやディスクブレーキを備えます。泥よけやキャリアを取り付けるためのマウントを持つモデルもあります。

そこに電動アシストユニットを搭載した車種が、グラベルロードe-bikeです。

一般的な電動アシスト自転車と同じくペダルをこいで進みますが、スポーツ走行を前提にしたフレーム、変速機、ブレーキ、タイヤが採用されています。買い物や子どもの送迎よりも、通勤、週末のツーリング、林道や河川敷の走行に向くジャンルです。

項目グラベルロードe-bike日常用の電動アシスト自転車
フレーム設計スポーツ走行と未舗装路への対応乗り降りや積載性を重視
タイヤ700×38〜45C、650B×45〜47Cなど舗装路での乗り心地を重視した幅が中心
変速機外装多段変速が中心内装変速や実用重視の構成が中心
想定フィールド舗装路、砂利道、林道、ロングライド通勤、買い物、近距離移動
扱いやすさ軽量な車種がある一方、前傾姿勢に慣れが必要またぎやすさや停車時の安定感を優先

ロードバイク型e-bikeとの違いは、未舗装路に対応する余裕です。eロードは舗装路での速度維持を重視し、細いタイヤを履くモデルが多くあります。グラベルモデルは太いタイヤで路面の凹凸を受け止め、荷物を積んだツーリングにも対応しやすい設計です。

e-bikeの種類やグラベルバイクとの違いを整理したい方は、e-bikeとグラベルバイクを比較した解説記事も参考にしてください。


グラベルロードe-bikeを選ぶ5つのポイント

1. モーターの方式

グラベルe-bikeの駆動方式は、ペダルの根元にモーターを置くミッドドライブと、後輪ハブにモーターを内蔵するリアハブモーターに大別できます。

ミッドドライブは自転車の変速機とモーターを組み合わせて使う方式です。登りでギアを軽くすればペダルの回転を保ちやすく、急坂や路面状況が変わるルートで力を出しやすい構成です。ヤマハ WABASH RT、KONA LIBRE EL、ミヤタ ROADREX i 6180が採用しています。

リアハブモーターは後輪側から車体を押す構造です。ペダリングとモーターの駆動系が分かれているため、平坦路や街中では軽快な加速感を得やすく、車体を軽く仕上げたモデルもあります。BESV JG1とJGR1.1がこの方式です。後輪に重量が集まりやすいので、坂道での感触や輪行時の持ち上げやすさは試乗で確認してください。

坂の多いルートや荷物を積んだ登りを優先するならミッドドライブ、軽さと街との行き来を重視するならリアハブモーターが有力です。アシスト力をトルク数値で比べたい方は、e-bikeアシスト力最強モデルの比較記事もご覧ください。

2. バッテリー容量と航続距離

グラベルライドでは、補給地点の少ない郊外や山間部へ入ることがあります。Whの数字だけでなく、メーカーが示すモード別の走行距離、充電場所、追加バッテリーの有無を確認しましょう。

  • BESV JG1: 252Wh、105km(標準パターン)/40km。軽量さを優先した構成
  • BESV JGR1.1: 360Wh、130km/70km。別売りの198Whレンジエクステンダーで最大195km
  • ヤマハ WABASH RT: 500Wh、エコ128km、スタンダード99km、プラスエコ188km。長距離を組みやすい大容量
  • KONA LIBRE EL: 504Wh。日本公式ページでは公称航続距離を掲載していないため、容量だけで距離を断定しない
  • ミヤタ ROADREX i 6180: 418Wh、ECO105km、NORMAL85km、HIGH70km。モードを切り替えて使える構成

公称航続距離は、路面、気温、体重、荷物、タイヤ空気圧、アシストモードで変わります。往復距離に対して公称値をぎりぎりまで使うのではなく、坂道や向かい風を含めた残量を確保してください。

100km前後のライドを目標にするなら、500Wh前後のモデルか、レンジエクステンダーに対応したJGR1.1が候補になります。室内で充電する場合は、バッテリーを外して充電できるか、車体を置く場所に電源を引けるかも購入前に確認しましょう。

3. タイヤ幅とホイール径

グラベルe-bikeでは、700Cと650Bの2規格がよく使われます。ホイール径だけで優劣を決めず、走る路面とタイヤ幅をセットで考えてください。

700C×38〜45Cは舗装路で速度を保ちやすく、通勤やロングライドとの兼用に向きます。650B×45〜47Cはタイヤの空気量を確保しやすく、砂利や段差で車体が安定しやすい規格です。深い砂利や凹凸の多い林道が中心なら、幅広い650Bタイヤを優先すると走りやすくなります。

タイヤが太いほど抵抗が増える場面もあるため、舗装路を長く走る人は空気圧の調整幅や交換タイヤの入手性も確認しましょう。

4. 重量と持ち運び

アシストがある車体でも、階段、駐輪場、車載では重量差がそのまま負担になります。輪行や車への積み下ろしを考えるなら、20kgを一つの目安にして実際に持ち上げてください。

車重はサイズや装備で変わります。バッテリー容量が大きいモデル、ドロッパーシートポストを備えたモデルは重くなりやすい傾向です。重さだけを削ると航続距離や下りの安定感を失うため、走行性能とのバランスで選びます。

5. 公道走行の確認方法

日本で電動アシスト自転車として公道を走るには、道路交通法施行規則の基準に適合している必要があります。警察庁の説明では、10km/h未満では人力に対する補助力の比率が最大2倍、10〜24km/h未満では速度に応じて比率が下がり、24km/h以上では補助力がゼロになります。詳しくは警察庁の駆動補助機付自転車に係る型式認定品の説明で確認できます。

型式認定は任意の制度です。ただし、型式認定番号と型式認定のTSマークが表示された車体は、法令上の基準に適合していることを確認する材料になります。番号が公式ページにないから直ちに違法とは限りませんが、日本向け車体の基準適合をメーカーまたは販売店に確認してから購入してください。

今回紹介する5機種では、BESV JG1とJGR1.1の公式ページに型式認定番号が掲載されています。ヤマハ WABASH RT、KONA LIBRE EL、ミヤタ ROADREX i 6180は、今回確認した公式製品ページで番号を確認できなかったため、販売店へ照会する扱いにします。

※法令、型式認定、販売条件は更新される可能性があります。購入時点の公式情報と販売店の回答を確認してください。


グラベルロードe-bikeおすすめ5選

ここからは、軽さ、航続距離、登坂力、未舗装路への対応、国内サポートを基準に5機種を比較します。価格は2026年9月18日に確認した公式ページの表示です。

1. BESV JG1|軽量グラベルe-bikeの入門モデル

向いている人: 軽さを最優先する人、週末のグラベルライドと街乗りを一台でこなしたい人、追加バッテリーを使いたい人

BESV JG1は、Sサイズ15.8kg、Mサイズ15.9kgに収まる軽量なグラベルe-bikeです。駅の階段や車への積み込みで扱いやすく、アシストを切った後も車体を動かしやすい点が強みになります。

フロントフォークとシートポストにカーボン素材を採用し、SHIMANO GRX 11速、油圧ディスクブレーキ、700×38Cタイヤを組み合わせています。リアハブモーターは250Wで、フレーム内蔵型の252Whバッテリーは公称105km、別モードで40kmです。公式ページには専用の追加バッテリーも掲載されています。

公道走行の確認材料がそろっていることもJG1の利点です。駆動補助機付自転車の型式認定番号はSサイズが交N21-9、Mサイズが交N21-10。普通自転車の型式認定番号もSサイズの交A21-9、Mサイズの交A21-10と公式ページに掲載されています。

一方、252Whは5機種のなかでは小さめです。標高差の大きいロングライドでは残量を読みやすく、追加バッテリーや充電場所をあらかじめ用意してください。現在の価格はアウトレット表示のため、カラーや在庫の条件も確認が必要です。

  • 価格: 279,800円(税込、公式アウトレット掲載)
  • 重量: 15.8kg(S)/15.9kg(M)
  • バッテリー: 252Wh/105km・40km
  • モーター: リアハブモーター、250W
  • タイヤ: 700×38C
  • 公式: BESV JG1公式ページ

2. BESV JGR1.1|軽さと航続距離を両立する拡張モデル

向いている人: 日帰りロングライドやバイクパッキングを楽しみたい人、フレーム内蔵バッテリーの外観を重視する人、将来の航続距離を伸ばしたい人

BESV JGR1.1は、360Whの内蔵バッテリーと700×40Cタイヤを備えたグラベルe-bikeです。Sサイズ17.2kg、Mサイズ17.3kgで、JG1より重くなる代わりにバッテリー容量とタイヤの余裕が増えています。

リアハブモーター、SHIMANO GRX 11速、油圧ディスクブレーキ、カーボンフォークを採用しています。標準バッテリーの公称走行距離は130km/70km。別売りの198Whレンジエクステンダーを追加すると、メーカー表示では最大195kmまで拡張できます。距離を伸ばせるだけでなく、専用アプリでアシスト設定やエラー診断を確認できる点も特徴です。

型式認定番号はSサイズが交N23-46、Mサイズが交N23-47。普通自転車の型式認定番号もSサイズの交A23-40、Mサイズの交A23-41と公式ページに掲載されています。

2026年9月18日に確認した公式ページでは、通常モデルとは別にアウトレット価格199,800円(税込)、Battery+Edition 450,000円(税込)が表示されていました。価格差が大きいため、購入時はカラー、付属品、レンジエクステンダーの有無、在庫条件を必ず確認してください。内蔵バッテリーの充電方法も、自宅の保管場所と合わせて考えます。

  • 価格: 199,800円(税込、公式アウトレット掲載)/Battery+Edition 450,000円(税込)
  • 重量: 17.2kg(S)/17.3kg(M)
  • バッテリー: 360Wh/130km・70km、拡張時最大195km
  • モーター: リアハブモーター、250W
  • タイヤ: 700×40C、チューブレスレディ対応
  • 公式: BESV JGR1.1公式ページ

3. ヤマハ WABASH RT|坂道と長距離に強い国産グラベルe-bike

向いている人: 急勾配のあるルートを走りたい人、大容量バッテリーで遠くまで行きたい人、国内ブランドの保証や販売店サポートを重視する人

ヤマハ WABASH RTは、YPJシリーズのグラベルモデルです。PWseries S2ドライブユニットの最大トルクは75Nmで、5機種のなかでは最も大きい数値です。砂利道だけでなく、勾配のある山道でもペダルを回し続けやすい構成になっています。

500Whの取り外し可能なバッテリーを搭載し、メーカーの標準パターン測定ではハイ85km、スタンダード99km、エコ128km、プラスエコ188km、オートマチックアシスト94kmです。走行条件によって実際の距離は変わるため、188kmをそのまま走れる距離として計画しないようにしましょう。

SHIMANO GRX 11速、700×45CのMAXXIS RAMBLER、油圧ディスクブレーキを採用。サスペンション付きドロッパーシートポストが標準装備なので、下りや荒れた路面でサドルを下げやすくなっています。ヤマハ公式はドライブユニットとフレームを3年、バッテリーを2年、その他部品を1年とする保証を案内していますが、対象外条件は販売店で確認してください。

注意点は21.0〜21.3kgの重量と価格です。車載や階段では軽量モデルとの差が出ます。ドロップハンドルの姿勢、サイズ、足つきは試乗で確認すると失敗を防げます。

  • 価格: 463,100円(税込、メーカー希望小売価格)
  • 重量: 21.0kg(S)/21.1kg(M)/21.3kg(L)
  • バッテリー: 500Wh/85〜188km(モード別)
  • モーター: ミッドドライブ PWseries S2、最大75Nm
  • タイヤ: MAXXIS RAMBLER 700×45C
  • 公式: ヤマハ WABASH RTの仕様ページ

4. KONA LIBRE EL|荒れた路面と荷物に対応しやすいモデル

向いている人: 砂利道や林道を重視する人、ドロッパーシートポストを使いたい人、バイクパッキング用のマウントや装備を重視する人

KONA LIBRE ELは、グラベルバイクのLIBREをベースにしたe-bikeです。SHIMANO DU-E6180のミッドドライブと504Whの内蔵バッテリーを搭載し、650B×47Cの幅広いタイヤ、フルカーボンフォーク、ドロッパーシートポストを組み合わせています。

DU-E6180はSHIMANO公式で最大60Nm、250Wと案内されているユニットです。詳しい数値はSHIMANO DU-E6180の製品仕様で確認できます。タイヤの空気量とドロッパーの組み合わせにより、深い砂利や下りで車体を安定させやすい設計です。

日本公式ページの完成車価格は318,000円(税別)です。同ページには、価格や仕様が予告なく変更される場合がある旨も記載されています。公称航続距離と車体重量は現在の公式ページで確認できないため、504Whだけを根拠に走行距離や取り回しを判断しないでください。

また、公式ページで日本向け車体の型式認定番号を確認できないため、公道走行を前提にするなら販売店へ法令適合、TSマーク、保証、修理窓口、在庫をまとめて確認します。街乗りだけを目的にすると、幅広いタイヤと本格的な装備が過剰になる可能性があります。

  • 価格: 318,000円(税別、公式ページ掲載)
  • 重量: 公式ページに記載なし。サイズ別に販売店へ確認
  • バッテリー: 504Wh。公式ページに公称航続距離の記載なし
  • モーター: SHIMANO DU-E6180、最大60Nm・250W
  • タイヤ: WTB Venture 650B×47C
  • 公式: KONA LIBRE EL公式ページ

5. ミヤタ ROADREX i 6180|オン・オフを幅広く使える国内モデル

向いている人: 通勤からツーリングまで一台で使いたい人、国内ブランドの販売店や補修体制を重視する人、アップダウンのある道を安定して走りたい人

ミヤタ ROADREX i 6180は、オンロードとオフロードの両方に対応するマルチパーパスバイクです。SHIMANO STEPS DU-E6180の最大トルクは60Nm、バッテリー容量は418Wh。650B×45Cタイヤと外装10段変速を組み合わせ、舗装路から荒れた未舗装路まで走り方を広げられます。

一充電走行距離の目安は、ECO105km、NORMAL85km、HIGH70kmです。標準パターンでの測定値なので、坂道や荷物が多いツーリングでは短くなります。18.9kg(45cm)または19.1kg(53cm)で、WABASH RTよりは持ち運びやすい重量です。

公式ページでは、45cmサイズの適応身長を165〜180cm、53cmサイズを175〜195cmと案内しています。サイズの重なりがある人は、ハンドル reachやサドル高を販売店で合わせてください。公式製品ページに型式認定番号は掲載されていないため、公道利用では日本向け車体の適合確認も必要です。

  • 価格: 407,000円(税込、標準現金販売価格)
  • 重量: 18.9kg(45cm)/19.1kg(53cm)
  • バッテリー: 418Wh/ECO105km・NORMAL85km・HIGH70km
  • モーター: SHIMANO STEPS DU-E6180、最大60Nm
  • タイヤ: 650B×45C、外装10段
  • 公式: ミヤタ ROADREX i 6180公式ページ

5機種の比較まとめ

機種価格の表示重量バッテリー・公称走行距離駆動方式公道確認
BESV JG1279,800円・アウトレット15.8〜15.9kg252Wh/105km・40kmリアハブ、250W型式番号掲載
BESV JGR1.1199,800円・アウトレット17.2〜17.3kg360Wh/130km・70km、拡張195kmリアハブ、250W型式番号掲載
ヤマハ WABASH RT463,100円21.0〜21.3kg500Wh/85〜188kmミッドドライブ、75Nm販売店確認
KONA LIBRE EL318,000円・税別公式記載なし504Wh/公式記載なしミッドドライブ、60Nm販売店確認
ミヤタ ROADREX i 6180407,000円18.9〜19.1kg418Wh/70〜105kmミッドドライブ、60Nm販売店確認
BESV JG1 ヤマハ WABASH RT KONA LIBRE EL MIYATA ROADREX
画像
価格 348,000円 463,100円 349,800円 370,000円
実売価格 214,000 439,900 332,310 292,600
メーカー BESV ヤマハ KONA MIYATA
カテゴリ e-bike/グラベル e-bike/グラベル e-bike/グラベル e-bike/グラベル
子乗せ
乗車人数
タイヤ 700×38C 700×45C 650×47C 650B×45C
適応身長 S/M/L(公式ジオメトリ参照)
重量 15.8-15.9 21.0-21.3 18.9-19.1
バッテリー 7.0 13.1 11.6
航続距離 105km / 40km 85km / 99km / 128km / 188km / 94km 105km / 85km / 70km
充電時間 3.5 3.5 3.5
主リンク・購入先 楽天市場で見る Yahoo!ショッピングで見る 楽天市場で見る 楽天市場で見る

坂道・長距離向けのグラベルe-bikeを確認

最大75Nm・500Whのヤマハ WABASH RTは、登坂とロングライドを重視する人向けです。

価格は2026年9月18日に確認した公式ページの表示です。BESVの2機種はアウトレット価格、KONAは税別価格なので、通常価格や店頭価格と単純に並べないでください。航続距離も測定条件が違うため、容量の大きい順だけで選ぶのは危険です。


用途別の選び方

週末のグラベルライドを楽しみたい

航続距離と車体の軽さを両立したいなら、BESV JGR1.1が中心候補です。標準バッテリーで130km、レンジエクステンダー使用時は最大195kmという拡張性があり、日帰りの長距離ルートを組みやすくなります。

価格と輪行のしやすさを優先するならBESV JG1です。15kg台の車体は扱いやすく、700×38CタイヤとGRX 11速で舗装路から軽い砂利道まで対応できます。充電場所が少ないルートでは追加バッテリーを用意してください。

急勾配のある山道を走りたい

最大75Nmのヤマハ WABASH RTが、登りの力強さと長距離を重視する人に合います。500Whのバッテリー、700×45Cタイヤ、ドロッパーシートポストが、勾配や荒れた路面での走行を支えます。ただし21kgを超えるため、担ぐ場面が多い人は体力と保管環境を考慮しましょう。

路面の荒れ具合と下りの操作性を優先するなら、KONA LIBRE ELも有力です。650B×47Cタイヤとドロッパーを活かせますが、航続距離と重量は公式ページに掲載がないため、購入前の確認を省けません。

通勤や街乗りにも使いたい

日常の移動を混ぜるならBESV JG1が扱いやすい選択です。車体が軽く、公式ページに型式認定番号が掲載されているため、公道利用の確認を進めやすくなります。ドロップハンドル、荷台、泥よけの必要性は通勤ルートに合わせて確認してください。

グラベル専用に絞らず、街中を走りやすいスポーツe-bikeも比較したい場合は、e-bikeクロスバイクのおすすめ比較記事が役立ちます。

国内ブランドのサポートを優先したい

ヤマハ WABASH RTとミヤタ ROADREX i 6180は、国内ブランドの販売店やサポート窓口を確認しやすい点が強みです。どちらを選ぶかは、坂道の力強さとバッテリー容量ならWABASH RT、重量とオン・オフの扱いやすさならROADREXという基準で決められます。


購入前に確認すること

公道走行の確認

型式認定番号の有無だけで判断せず、車体が電動アシスト自転車の基準に適合しているかを確認してください。確認の順番は次のとおりです。

  • モーターがペダル操作を補助するだけの構造か
  • 24km/h以上でアシストが停止するか
  • 10〜24km/h未満でアシスト比率が速度に応じて下がるか
  • スロットルだけで走る機能がないか
  • 日本向けモデルの型式認定番号またはTSマークを確認できるか

型式認定は任意制度ですが、番号とTSマークは適合確認の手掛かりです。番号が表示されていないモデルでは、メーカーまたは販売店に「日本向け車体が道路交通法施行規則の電動アシスト自転車の基準に適合しているか」を確認し、回答を保存しておくと安心です。

基準に適合していない車両は、自転車ではなく原動機付自転車や自動車に該当する可能性があります。ナンバーや免許が必要になる場合もあるため、海外仕様のまま公道を走らないでください。

公道では自転車の交通ルールが適用されます。信号、車道の左側通行、一時停止を守り、ヘルメットも着用してください。ヘルメットは努力義務ですが、グラベル走行では転倒時の頭部保護に直結します。

サイズと充電環境

ドロップハンドルは、同じ身長でも reachや股下、柔軟性で適したサイズが変わります。肩が上がる、手のしびれが早い、ブレーキレバーに指が届きにくい場合はサイズやハンドル調整が合っていません。可能なら販売店で試乗し、平坦路だけでなく低速旋回と立ち止まりも確認してください。

バッテリー容量が大きいほど、車体を室内へ運ぶ負担や充電場所の条件も増えます。内蔵バッテリーのモデルは、コンセントの位置、充電器の保管場所、集合住宅の共用部で充電できるかを購入前に確認しましょう。

メンテナンスの基本

グラベルロードe-bikeは砂、泥、水しぶきにさらされるため、走行後の短い手入れが故障予防になります。

  • タイヤ: 走行後に空気圧、異物、サイドウォールを確認。チューブレスを使う場合はシーラントの状態を製品指定どおりに点検
  • ブレーキ: パッドとローターの摩耗、異音、制動力を確認。砂や泥の多いルート後は早めに点検
  • チェーン: 水分と泥を拭き取り、乾いた状態で適量のチェーンオイルを塗布
  • バッテリー: 充電温度、保管残量、長期保管方法をメーカーの取扱説明書に合わせる
  • ドライブユニット: 異音やアシストの違和感があれば走行を続けず、メーカー認定店や販売店に相談

走行距離だけで点検時期を決めず、雨天走行や泥の付着があったときは早めに整備してください。年1回を目安に、変速、ブレーキ、ホイール、モーター周辺を店舗で確認してもらうと安心です。


よくある質問

グラベルロードe-bikeは公道で走れますか?
電動アシスト自転車の法令上の基準に適合した車両なら、公道を自転車として走れます。型式認定番号やTSマークは確認材料になりますが、型式認定そのものは任意制度です。番号がないモデルは、日本向け車体の適合状況をメーカーや販売店へ確認してください。
型式認定番号が公式ページにないモデルは違法ですか?
公式ページに番号がないだけで違法とは判断できません。型式認定は任意だからです。ただし、基準適合を確認できないまま購入するのは危険なので、24km/h以上でアシストが止まることや日本向け仕様であることを販売店に確認します。
グラベルロードとロードバイクはどちらが適していますか?
舗装路の速度維持だけを優先するならロードバイク、砂利道や林道、荷物を積んだツーリングまで一台で対応したいならグラベルロードが適しています。e-bikeではアシストの有無だけでなく、タイヤ幅とフレームのマウントも比べてください。
10万円以下のグラベルe-bikeはありますか?

国内正規の専用モデルは高価格帯が中心です。低価格品を選ぶ場合は、電動アシスト自転車の基準、国内保証、バッテリー交換、部品供給を先に確認してください。価格だけで選ぶと、公道で使えない車両や修理先のない車両を購入するおそれがあります。予算を抑えたe-bikeを探すなら、安いe-bikeおすすめ5選も参考になります。

バッテリーが切れたら普通の自転車として走れますか?
ペダルで走ることはできますが、モーター、バッテリー、制御機器の重量があるため、通常のロードバイクより重く感じます。長距離では残量を使い切らない計画を立て、必要ならJGR1.1のような拡張バッテリー対応モデルを選んでください。
メーカー表示の航続距離まで実際に走れますか?
表示距離は標準パターンで測定した目安で、気温、坂道、荷物、空気圧、アシストモードによって変わります。山道や強いアシストを多用する日は短くなる前提で、往復距離に余裕を持たせてください。

まとめ

グラベルロードe-bikeは、舗装路の移動と砂利道の遊びを一台にまとめたい人に適しています。選ぶ順番は、走る路面と用途、公道走行の基準適合、モーター方式、タイヤとバッテリー、最後に重量と価格です。

軽量さと日常の扱いやすさならBESV JG1。走行距離と拡張性ならBESV JGR1.1。坂道と大容量バッテリーならヤマハ WABASH RT。悪路と装備ならKONA LIBRE EL。オン・オフのバランスと国内ブランドのサポートならミヤタ ROADREX i 6180が候補になります。

モデル名だけで決めず、サイズ、充電場所、型式認定または法令適合の確認、修理窓口までそろえて比較してください。試乗できる店舗では、低速時のふらつき、坂道でのアシスト、ブレーキレバーの握りやすさを確かめると、自分に合う一台を絞り込めます。

e-bike全体のおすすめを用途別に確認したい場合は、e-bikeおすすめ7選・用途別の選び方ガイドもあわせてご覧ください。

軽量グラベルe-bikeの価格を確認する

輪行や街乗りとの兼用なら、15kg台のBESV JG1から価格と在庫を確認できます。

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