※この記事には広告が含まれています。

RICHBIT CITY(リッチビット シティ)は、サドルに座って乗る特定小型原付です。見た目は小さな自転車に近く、ペダルはありません。16歳以上なら免許なしで乗れますが、ナンバーと自賠責保険は必要で、ヘルメットは努力義務です。
評判をひと言でまとめると、近所の移動用としての満足度は高めです。楽天のレビューは56件で平均4.29(2026年11月6日時点)。そのぶん、サドル、ブレーキの音、坂での減速、操作系の細かい使いにくさについては、似た不満が何人からも出ています。
向いているのは、片道数kmの通勤や買い物、駅までの移動に使う人。車に積んで出先で乗りたい人にも合います。重さは約16kgで、電動アシスト自転車より軽いという声があります。
向かないのは、坂の多い地域で毎日10km以上走る人です。急坂は登れるものの速度がかなり落ちるという口コミがあり、航続距離もカタログで約30〜40kmなので、毎日の長距離なら別の車種を探したほうが早いと思います。サスペンションもないので、荒れた路面が多い道も得意ではありません。
価格は楽天のR&R楽天市場支店で139,800円(税込・2026年11月6日時点)。公式サイトの購入リンク先であるJPStarsも同じ価格です。
なお、同じ名前を含む「CITY ASSIST」はペダル付きの電動アシスト自転車で、この記事のCITYとは別の製品です。
RICHBIT CITYの基本スペック

公式サイトの数値です。航続距離は体重50〜60kgの人が乗った想定なので、体重が重い人や坂の多い道では短くなると考えてください。
| 項目 | RICHBIT CITY |
|---|---|
| 区分 | 特定小型原動機付自転車 |
| 最高速度 | 車道モード20km/h、歩道モード6km/h |
| 一充電走行距離 | 約30〜40km(体重50〜60kg想定) |
| バッテリー | リチウムイオン 36V・10.2Ah(着脱式) |
| 充電時間 | 約5時間 |
| モーター | 後輪駆動 250W |
| 登坂角度 | 11.3度 |
| 重量 | 約16.0kg(車体約14kg+バッテリー約2kg) |
| 最大荷重 | 100kg |
| タイヤ | 14×2.125インチ |
| ブレーキ | 前後ディスクブレーキ |
| 適応身長 | 140cm以上 |
| ハンドル高/サドル高 | 965〜1,130mm/700〜990mm |
| 折りたたみ時サイズ | 横700×高さ650×幅430mm |
| カラー | サクラピンク、レンジャーグリーン、シティブラック、スノーホワイト、ゴールデンオリーブ |
| 付属品 | 充電器、簡易工具、説明書 |
| 保証 | 12ヶ月 |
サドルの高さは700〜990mmと幅があり、140cm以上なら乗れる設定です。家族で1台を共有するつもりなら、ここは助かる点です。
良い口コミ

楽天レビューの星の内訳は、5つ星34件、4つ星13件、3つ星4件、2つ星1件、1つ星4件。良い評価で多いのは、組み立ての簡単さ、近所の移動での便利さ、車に積める軽さの3種類です。
組み立てと届いたときの状態
「女性一人で組み立てられた」「組み立ては約5分」という声が複数あります。ほぼ完成した状態で届き、工具も付いてくるので、自転車の組み立て経験がなくても困らなかったようです。梱包が丁寧だったと書く人も目立ちます。
乗り心地と安定感
試乗した人のブログには、電動キックボードより安定していて、サドルに座れるので楽だと書かれています。キックボードではハンドルに振動が伝わって怖かったが、CITYではそれがなかったそうです。楽天でも「乗り心地は自転車そのもの」「体重90kgでも安定して走れる」という声がありました。
軽さと車への積み込み
21kgの電動アシスト自転車から乗り換えた人は、積み下ろしが楽になったと書いています。「ママチャリほどの重さしかない」という試乗の感想もあります。ただし、軽いと感じるかどうかは比べる相手しだいで、「重量感がある」と書いた人もいます。
日々の使い勝手
キーを回せばすぐ走り出せる、自転車通勤より楽になった、夏でも汗をかかない。生活の足としての評価はこのあたりに集まっています。膝が痛くても歩道モードで移動しやすいという人や、役所でのナンバー登録が簡単だったという人もいました。オートクルーズを便利だとする声も複数あります。
不満点・悪い口コミ

買ってから効いてくるのはこちらです。数か月乗った人のブログや、使い込んでから書かれたらしい楽天レビューを中心に拾いました。1年以上乗った人の詳しい記録は、調べた範囲ではほとんど見つかりませんでした。長期の耐久性は、まだ判断材料が少ないと思っておいたほうがいいです。
サドルの硬さ
いちばん多い不満です。楽天では「サドルが硬く、尻が痛くなる」「サドルが硬め」という声があり、購入者のnoteでも純正サドルは尻が痛くなりそうだとして交換したと書かれています。2か月ほど乗った同じ人は、別のシートに替えて快適になったとしています。
一方で、試乗した人は「サドルもそこまで硬くない」と書いていて、感じ方には差があります。短時間なら気にならず、毎日乗ると気になってくる、というあたりが実際のところかもしれません。サドルを替えるなら、付属工具では難しく、L字のドライバーなどが別に要ったという報告もあります。
タイヤの空気圧と路面の衝撃
サスペンションはありません。楽天には「空気圧が高すぎて衝撃が大きい」という声があり、noteには届いた時点の空気圧が前輪420kPa、後輪280kPaとばらばらだったと書かれています。乗る前に空気圧を確かめて調整するのが前提、と考えておくと失敗しにくいです。
ブレーキの効きと音
試乗の感想には、ブレーキの効きが強いこと、キーキーという鳴きが激しいことが挙がっています。楽天でも、長い下り坂ではブレーキの効き方に注意が必要だという声がありました。前後ディスクなので止まる力は十分ですが、強く握るとガツンと効くので、最初は広い場所で感覚をつかんでおきたいところです。
操作系の細かい使いにくさ
一つずつは小さい話ですが、毎日乗ると積み重なります。口コミに出ていたものを並べます。
- ウインカーのボタンがグリップから離れていて押しにくい
- ウインカーが無音なので消し忘れる
- 加速スイッチを押してから動き出すまで少し間がある
- 電源を入れると歩道モードから始まり、車道モードへの切り替えが手間
- モード切替は停止中しかできず、コツがいる
- モニターが暗く、日中は見えにくい
- ハンドル左右の最高速度表示灯(緑)が明るく、夜はまぶしそう
- ヘッドライトは明るいが照らす範囲が狭く、右左折時に役立たない
モード切替の手間は、法律で決まった仕組みに合わせたものなので、慣れるしかありません。ライトの照射範囲は、夜に乗る時間が長い人ほど気になるはずです。
低速でのふらつき
「低速走行はふらつきやすく練習が必要」「発進や低速での走行に慣れが必要」という声があります。ペダルがないぶん、自転車のように足で調整できないからだと思われます。歩道モードの6km/hで人の多い場所を走るときに、ここが効いてきます。
バッテリーの着脱と収納まわり
バッテリーを外す鍵穴が車体の真下にあって差し込みにくい、という具体的な指摘がありました。部屋で充電したい人は、購入後すぐに一度試しておくといいです。
ほかには、スマホホルダーとUSB充電端子がない、自賠責の証書をしまう場所がほしい、折りたたむと自立せず倒れることがある、スタンドが弱い、といった声がありました。前かごがない時期のレビューでは、かごを早く出してほしいという要望が複数あります。今は前かご、後ろかご、リアキャリアが別売りで出ています。
個体差と初期の傷
ホイールの歪みらしいシャリシャリという異音が常にしていた(試乗車)、本体に小さな傷や凹みがあった、という報告があります。電装部品やスロットルの不具合を書いた口コミがあると紹介しているサイトもありました。届いたら、すぐに全体を見て、走らせて確認しておくのが安全です。
速度とサポート体制への不安
「20km/hは正直遅い」「慣れてくるともう少し速度がほしい」という感想は、特定小型原付ならどの車種でも出るものです。CITYの欠点というより、この区分の上限と受け止めたほうがいいでしょう。速度まわりの法律の話はRICHBIT CITYのリミッター解除についての記事にまとめています。
サポートについては、最寄りのサービス拠点が遠く故障時が不安だという声と、保証が1年なのでどれくらい乗れるか不安だという声がありました。逆に、メーカーの返信が丁寧で早かったという人もいます。修理代理店は公式サイトで確認できるので、自宅から近い拠点があるかは買う前に見ておいてください。
坂道と航続距離の実際

坂道
登坂角度は11.3度で、勾配にするとおよそ20%です。口コミでは、急坂も登れたという声が複数あります。「電動アシスト自転車で登れる坂は問題なく登れる」という試乗の感想や、地元でいちばん急な坂を、減速しながらも止まらずに登り切ったというレビューもありました。
ただ、「急坂では速度が大きく落ちる」という指摘もあります。坂での力強さに物足りなさを感じる場合がある、とまとめているサイトもありました。登れるかどうかで言えば登れる、ただしゆっくり。坂が毎日の通り道にある人は、販売店で試乗できるか問い合わせてみる価値があります。
航続距離と充電の回数
カタログ値は約30〜40kmですが、体重50〜60kgの想定です。坂、気温、体重、信号での停止と発進、バッテリーの劣化で実際の距離は変わります。冬は短くなると見ておいたほうがいいです。
あるレビューサイトでは、1回の充電で約30kmとして、片道3〜5kmを毎日使うなら週2〜3回、1km圏内なら週1回の充電で足りるとしています。口コミでは「バッテリー持ちは良好」「バッテリー持ちが良い」という声があり、電池の減りが早いという不満は、今回読んだ範囲では見当たりませんでした。
バッテリーは36V・10.2Ahの着脱式で、充電は約5時間。バッテリーの残りは十分なのに最高速が19km/hに落ちた、というレビューも1件ありました。
メーカーと購入先・価格

RICHBITはブランド名で、CITYはAcalie(アカリエ)が販売しています。公式サイトのCITYのページには、製造国や会社の所在地は書かれていません。性能等確認制度に適合した特定小型原付で、修理代理店の一覧は公式サイトで確認できます。
| 購入先 | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 楽天 R&R楽天市場支店 | 139,800円 | 楽天ポイントがつく。レビュー56件 |
| JPStars | 139,800円 | 公式サイトの購入リンク先。オプションもここで買える |
| コストコ | 扱いなし | RICHBITはES1 Proのみ |
価格は2026年11月6日時点です。本体の価格が同じなら、ポイントがつく楽天のほうが実質的には得になりやすいです。
別売りオプションはJPStarsで前かご8,800円、後ろかご13,200円、リアキャリア9,900円。買い物に使うなら前かごはほぼ必須なので、合計で15万円弱を見ておくと予算がずれません。ナンバー登録の手続きと自賠責保険の費用も別にかかります。
「RICHBIT コストコ」で調べる人が多いのですが、コストコで売られているRICHBITはキックボード型のES1 Proで、CITYは扱っていません。コストコで買える電動モビリティについてはコストコの電動キックボード・特定小型原付の記事を見てください。
よくある質問
- RICHBIT CITYはどこの国のメーカーですか?
- RICHBITブランドの製品で、Acalie(アカリエ)が販売しています。公式サイトのCITYのページには製造国の記載がありません。修理代理店は公式サイトで全国の一覧を確認できます。
- 最高速度は何キロ出ますか?
- 車道モードで20km/h、歩道モードで6km/hです。特定小型原付の上限が20km/hなので、それ以上は出ません。表示上は19km/h前後になることもあるという口コミがあります。
- 値段はいくらですか?
- 楽天のR&R楽天市場支店、JPStarsともに139,800円(税込・2026年11月6日時点)です。前かご8,800円などのオプションは別売りです。
- 評判はどうですか?
- 楽天レビューは56件で平均4.29です。組み立ての簡単さや近所の移動での便利さが評価されています。不満で多いのはサドルの硬さ、ブレーキの鳴き、ウインカーなど操作系の使いにくさです。
- 坂道は走れますか?
- 登坂角度は11.3度で、急坂を登れたという口コミが複数あります。ただし急坂では速度が大きく落ちるという声もあり、坂の多い地域で毎日乗るなら試乗をすすめます。
- 適合バッテリーは何ですか?
- リチウムイオン36V・10.2Ahの着脱式バッテリーです。公式サイトには予備バッテリー単体の販売情報は見当たりませんでした。予備や交換用が必要なら、他社品ではなく販売元に問い合わせてください。
- コストコで買えますか?
- CITYはコストコでは扱っていません。コストコで売られているRICHBITはES1 Proです。
- 免許はいりますか?
- 16歳以上なら免許は不要です。ナンバーの取得と自賠責保険への加入は必要で、ヘルメットは努力義務です。
まとめ
RICHBIT CITYは、座って乗れる特定小型原付として、近所の移動ではよく評価されています。組み立てが簡単で、約16kgと車に積める重さ。坂も登れます。
引っかかるのはサドルの硬さとブレーキの鳴き、ウインカーやモード切替まわりの細かい使いにくさ。サスペンションがないので、路面の衝撃もそれなりに来ます。どれも致命的ではないものの、毎日乗る人ほど気になる種類の不満です。
坂の多い地域で毎日長い距離を走る人には、すすめません。片道数kmの通勤や買い物、車に積んでの移動なら、139,800円に見合う道具だと思います。

