原付の最高速度は何キロ?特定小型・新基準・原付二種の違いと2025年最新ルールを徹底解説

特定原付の走行イメージ

「原付の最高速度は何キロですか?」「電動キックボードは20km/hなのに、普通のバイクは30km/hなのはなぜ?」と疑問に思う方は非常に増えています。特に2025年からは、従来の50ccモデルに代わる「新基準原付」が加わり、車両区分と速度ルールの関係はさらに複雑になっています。

結論からお伝えすると、特定小型原動機付自転車(特定原付)の最高速度は20km/h、一般原付(一種)および新基準原付は30km/h、原付二種は60km/hです。同じ「原付」という言葉が使われていても、法律上の区分が違えば、守るべき速度や走れる場所は全く別物になります。

この記事では、警察庁や国土交通省の最新情報に基づき、特定原付の20km/hルールから新基準原付の背景、そして速度で後悔しないためのモデル選びまで、2026年時点の情報を踏まえて詳しく解説します。

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※情報は記事執筆時点(2026年5月)のものです。

この記事の要点まとめ

  • 特定原付の最高速度は車道で20km/h。対応車両(特例特定原付)のみ、許可された歩道を6km/hで走行できます。
  • 2025年からの「新基準原付」は、125cc以下の車体をベースにしながらも、最高速度は従来の原付一種と同じ30km/hに制限されます。
  • 最高速度表示灯(緑色のランプ)が「点灯」なら20km/hモード、「点滅」なら6km/hモードを示します。
  • リミッター解除などの不正改造は、特定原付の区分から外れるだけでなく、無免許運転や道路運送車両法違反に問われる重大なリスクがあります。
  • 実用的なモデル選びでは、最高速度(20km/h)そのものよりも、登坂時のパワー不足を防ぐ「定格出力」や、段差を安全に越えられる「タイヤ径」の比較が重要です。

特定小型原付の最高速度は「20km/h」と「6km/h」

特定小型原付(特定原付)は、2023年7月の法改正で誕生した新しい区分です。この区分では、車両が物理的に一定以上の速度を出せない「構造」になっていることが厳格に定められています。

車道を走るときは20km/h

特定原付が車道や自転車道などを走行する際、最高速度は20km/hに制限されています。
これは「シティサイクル(ママチャリ)を少し急いで漕ぐ程度」の速度です。自動車の流れと比較すると非常に低速であるため、常に左側端を走行し、周囲の状況に配慮する必要があります。

20km/hは上限速度ですが、常にフルスロットルで走ればよいわけではありません。路面が濡れている場合や、タイヤ径の小さいモデルで段差を越える際は、20km/hでもハンドルを取られやすく転倒の危険があるからです。まずは安全な場所で、この速度感に慣れることから始めましょう。

歩道を走れる「特例」モードは6km/h

一定の保安基準を満たした車両(特例特定原付)に限り、標識等で許可された歩道を走行できます。この時の最高速度は6km/hです。
6km/hは「大人の早歩き」程度の速度です。歩道はあくまで歩行者が主役であり、特定原付は「歩行者の通行を妨げない」ことが絶対条件となります。

注意したいのは、すべての特定原付が歩道を走れるわけではないという点です。車両側に「6km/hモード」が搭載されており、かつ最高速度表示灯が「緑色の点滅」状態である必要があります。また、対応車両であっても、すべての歩道が走れるわけではない(自転車通行可の標識などが必要)ことを忘れないでください。

特定原付の基本的な仕組みについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
https://mobility.recoview.com/what-is-tokuteigentsuki/

「原付」の最高速度は区分でこれだけ違う

「原付」という名称が含まれる車両は、現在大きく4つの区分に分けられます。検索で「原付の最高速度」を調べる際は、自分が検討している車両がどれに当たるのかを確認することが大切です。

車両区分最高速度免許の要否特徴
特定小型原付20km/h不要 (16歳以上)電動キックボードや自転車型。車道が原則。
特例特定小型原付6km/h不要 (16歳以上)特定原付の歩道走行モード。許可された歩道のみ。
一般原付(一種)30km/h必要50cc以下のスクーター。二段階右折が必要。
新基準原付30km/h必要125cc以下ベースだが、出力と速度を制限。
原付二種60km/h※必要125cc以下の小型二輪。普通車と同じ速度で走れる。

※法定最高速度。標識がある場合はそれに従う。

従来の「一般原付(一種)」は30km/h

50cc以下のエンジンを搭載した従来の原付一種は、法定最高速度が30km/hです。多くの人が「原付=30キロ」と認識しているのはこの区分のルールです。しかし、特定原付(20km/h)とはルールが混同されやすいため、注意が必要です。

2025年からの「新基準原付」も30km/h

2025年11月に適用される厳しい排出ガス規制(第4次規制)により、これまでの50ccエンジンでは基準をクリアすることが困難になりました。そこで、ホンダやヤマハなどのメーカーと警察庁が協力し、125cc以下のバイクをベースに最高出力を4kW(5.4ps)以下に制御した車両を「新基準原付」として扱うことになりました。

ここで重要なのは、新基準原付の最高速度も、従来の原付一種と同じ30km/hに据え置かれるという点です。
「125ccの車体なのだから60km/hで走れるのでは?」と期待する声もありましたが、あくまで「原付一種」の枠組みを維持するための措置であるため、交通ルールは従来の30km/h制限や二段階右折がそのまま適用されます。

新基準原付と特定原付の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
https://mobility.recoview.com/tokutei-mobility/

「原付二種」は法定速度60km/h

ピンクナンバーでおなじみの原付二種(50cc超〜125cc以下)は、一般道において普通自動車と同じ60km/hが法定最高速度です。
二段階右折の義務もなく、流れの速い幹線道路でも安心して走れるのがメリットです。特定原付の20km/hや原付一種の30km/hでは不満がある場合、この「原付二種」が有力な選択肢となります。

なぜ特定小型原付は「20km/h」に制限されているのか

「自転車より少し速いくらいなら、30km/hまで出せてもいいのでは?」と感じるかもしれません。しかし、20km/hという制限には、制度上の明確な理由があります。

特定原付は「16歳以上であれば免許不要」という画期的なルールで運用されています。この自由度を認める代わりに、万が一の事故の際の衝突エネルギーを抑え、歩行者や他の車両との共存を図るための妥協点が20km/hなのです。

警察庁の基準でも、長さ190cm以下、幅60cm以下、定格出力0.60kW以下というサイズ制限に加え、20km/hを超えて加速できない構造であることが絶対条件とされています。この絶妙な速度制限があるからこそ、厳しい免許試験やヘルメットの着用義務(特定原付は努力義務)の緩和が実現しているといえます。

最高速度表示灯(緑ランプ)の見方をマスターしよう

特定原付には、他の車両にはない独自の装備として「最高速度表示灯」の設置が義務付けられています。これは、周囲の歩行者や警察官に対して「現在どのモードで走行しているか」を知らせるための緑色のランプです。

  • 緑色で「点灯」しているとき:車道走行モード(最高速度20km/h)
  • 緑色で「点滅」しているとき:歩道走行モード(最高速度6km/h)

この表示灯は、ライダー本人の確認用というよりも、周囲への周知という意味合いが強い装備です。走行中に切り替えることができない構造である必要があるため、歩道を走るためにモードを切り替える際は、必ず一度停車してから操作しなければなりません。

もし、緑色のランプが点灯(20km/hモード)したまま歩道を走行すれば、たとえ時速6km以下でゆっくり走っていたとしても通行区分違反となります。逆に、点滅していても「自転車通行可」ではない歩道を走れば違反です。自分を守るためにも、このランプの意味を正確に理解しておきましょう。

「歩道モード」が使える条件とよくある勘違い

特定原付の速度で最も誤解が多いのが、6km/hモードと歩道走行の関係です。以下の3点は必ずセットで理解してください。

  • 6km/hモードが使えるのは「特例特定原付」に該当する車両だけ
  • 走行できるのは「普通自転車通行指定」などの標識がある歩道に限られる
  • 歩道では「歩行者が絶対優先」。妨げるおそれがあるときは一時停止する

「歩道モードにしたからどんな歩道でも走れる」「人がいないから8km/hくらい出しても大丈夫」といった考え方は大変危険です。特定原付は、速度制御、表示灯、通行場所の条件がすべて揃って初めて歩道走行が認められます。条件を満たさない場合は、潔く車道を走るか、電源を切って押し歩きをしましょう。

歩道走行の細かい条件やルールについては、こちらの記事で詳しく整理しています。
https://mobility.recoview.com/tokutei-vs-tokurei-tokutei-gentsuki-difference/

速度超過と違法改造の恐ろしいリスク

下り坂での「ブレーキ管理」が命を守る

特定原付であっても、道路交通法上の最高速度違反は適用されます。特に注意したいのが「下り坂」です。特定原付は車体が軽量でタイヤ径が小さいため、慣性がつくと想像以上のスピードが出ます。
20km/hを少し超えただけでも、段差の衝撃でハンドルを取られたり、急ブレーキ時にタイヤがロックして転倒したりするリスクが急増します。速度計をこまめに確認し、早めの減速を徹底してください。

リミッター解除は「犯罪」につながる

ネット上では「リミッターを外して30km/h以上出す方法」といった不適切な情報が見られることもありますが、これは絶対に避けてください。
特定原付の制御を改造して20km/hを超えるようにすると、その車両は法律上の「特定原付」ではなくなります。

区分が外れた状態で公道を走れば、以下の重い罰則やリスクがのしかかります。

  • 無免許運転:免許不要の特定原付ではなく「一般原付」扱いとなるため。
  • 道路運送車両法違反:保安基準を満たさない車両の運行。
  • 保険の不適用:万が一の事故の際、自賠責保険や任意保険が下りない可能性が高い。

「少し速くしたい」という軽い気持ちが、人生を左右するような重大な違反につながることを肝に銘じておきましょう。特定原付の改造リスクについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://mobility.recoview.com/electric-kickboard-custom-guide/

速度性能よりも重視したい「モデル選び」のポイント

特定小型原付は、どのメーカーのモデルを選んでも最高速度は法律で決まった「20km/h」です。しかし、実際に街中を走ってみると、モデルによって「速さの質」や「快適さ」には大きな差があります。

速度で後悔しないためにチェックすべきは、以下の3点です。

  • 定格出力(W):350Wよりも500W前後のモデルの方が、坂道での失速が少なく、スムーズに20km/hまで加速できます。
  • タイヤサイズ(インチ):8インチ以下の小径タイヤは段差に弱く、20km/hで走ると恐怖を感じることも。10インチ以上、できれば12〜14インチのモデルの方が安定感は格段に上です。
  • ブレーキの構成:前後ディスクブレーキや、モーターによる電気ブレーキを併用しているモデルは、20km/hからの制動距離が短い安心です。
  • 歩道モードの有無:すべての特定原付が6km/hモードを搭載しているわけではありません。購入前に「特例特定原付」への対応状況を確認しましょう。
RICHBIT ES2-Pro-N グラフィット NFR-01 Lite プラタ EV バイク C4PRO
画像
価格 98,800円 187,000円 77,000円
実売価格 ¥79,800 187,000円 79,800円
歩道モード あり あり あり
平均航続距離(km) 50 28.5 30
重量(kg) 17 19.5 25.2
定格出力(W) 350 350 400
最大出力(W)
タイプ キックボード 自転車型 自転車型
全長(mm) 1190 1300 1250
全幅(mm) 560 560 600
全高(mm) 1260 1080 990
3辺合計(mm) 3010 2940 2840
折りたたみ全長(mm) 1190 1250
折りたたみ全幅(mm) 560 600
折りたたみ全高(mm) 540 820
折りたたみ3辺合計(mm) 2290 2670
最大積載重量(kg) 120 100 100
駆動方式 インホイルモーター
バッテリー電圧(V) 48 36
バッテリー容量(Ah) 9.6 7.8 10
バッテリー着脱 可能 可能
バッテリー平均充電時間(h) 5 5 3.5
最高速度車道(km/h) 20 20 20
最高速度歩道(km/h) 6 6 6
登坂角度(度) 12.4 12.4
走行モード 車道モードと歩道モード 車道専用(20km/h)・歩道可(6km/h) モード1:6km/h モード2:10m/h モード3:20km/h
フレーム素材
カラー アーバンブラック、キャラメルホワイト、レンジャーグリーン、カーマインレッド、ゴールデンオリーブ、ハニーイエロー
タイヤサイズ(inch) 10 14 14
タイヤ種類 ノーパンクタイヤ エアタイヤ
ブレーキ前輪 ディスクブレーキ ディスクブレーキ ディスクブレーキ
ブレーキ後輪 ディスクブレーキ ディスクブレーキ ディスクブレーキ
サスペンション前輪 あり あり
サスペンション後輪 あり なし
防水防塵等級
折りたたみ機構 あり あり あり
サドル(椅子) オプション あり あり
カゴ あり
バックミラー オプション なし なし
防犯装備 防犯用のイグニッションキー ワイヤーロック カードキーで施錠/解錠
アプリ連携 あり
保証期間 1年 1年 1年
付属品 専用バッテリー×1個 専用充電器×1個 ワイヤーロック×1個
確認番号 0135 0140 0138
メーカー 株式会社 Acalie grafit 株式会社 株式会社プラタ
型式 ES2-Pro-N NFR-01 Lite C4PRO
公式サイトなど https://richbit.jp/es2pro.html https://glafit.com/products/nfr/nfr-01-lite/ https://greenfunding.jp/lab/projects/8985
主リンク・購入先 公式SHOPで見る 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る 楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る

RICHBIT ES2-Pro-N:コスパと機能のバランスが良い一台

電動キックボード型の定番モデルです。350Wモーターと10インチタイヤを搭載し、車道20km/h・歩道6km/hの切り替えにもしっかり対応。価格が抑えられているため、まずは手軽に特定原付を始めてみたい方に向いています。イグニッションキー付きで防犯性が高いのも魅力です。

glafit NFR-01 Lite:自転車型で圧倒的な安定感

14インチの大型タイヤを採用した自転車型の特定原付です。重心が低く座って運転できるため、20km/hで走行していてもキックボード型のような不安定さがありません。通勤や通学で毎日使うなら、こうした「安定系」のモデルが第一候補になります。アプリ連携による施錠管理など、先進的な機能も備えています。

プラタ EV バイク C4PRO:買い物に便利な実用モデル

サドルとカゴを備えた、スクーターに近い外観のモデルです。400Wのモーターを搭載しており、荷物を積んだ状態でも力強い走りが期待できます。前後ディスクブレーキと前輪サスペンションにより、乗り心地も良好。買い物など日常の足として特定原付を活用したい方に最適な一台です。

坂道に強いモデルを優先したい場合は、出力別の比較記事もぜひチェックしてください。
https://mobility.recoview.com/electric-kickboard-1000w-street-legal/

特定小型原付の最高速度に関するよくある質問

原付は最高何キロ出ますか?

車両区分により異なります。免許不要の特定原付は20km/h、従来の一般原付(一種)や2025年からの新基準原付は30km/h、原付二種は60km/hが法定最高速度です。自分が乗る車両のナンバープレートの色や、最高速度表示灯(緑色のランプ)の有無でルールを確認しましょう。

原付の制限速度はなぜ30km/hなのですか?

戦後の道路事情や車両性能に基づき、自転車より速く自動車より遅い乗り物として設計された歴史的背景があります。現在では技術向上に伴い「60km/hへの引き上げ」を求める声もありますが、安全性の観点から2026年時点でも原付一種の30km/h制限は維持されています。

特定原付で20km/h以上出すことは可能ですか?

公道を適法に走れる特定原付は、構造的に20km/hを超えて加速できないよう制御されています。下り坂などで慣性により20km/hを超えることはありますが、モーターの力で30km/hなどを出すことは不可能です。リミッター解除などの不正改造は重大な違反となるため絶対に行わないでください。

歩道で人がいなければ6km/hを超えても良いですか?

いかなる場合も認められません。特例特定原付の歩道走行モード(緑ランプ点滅)は、物理的に6km/h以上出ない設定になっている必要があります。歩行者の有無にかかわらず、歩道を通行する際は6km/h制限を遵守し、常に歩行者優先を徹底してください。

原付免許があれば、特定原付で30km/h出してもいいですか?

いいえ、出せません。速度ルールは「運転者の免許」ではなく「車両の区分」によって決まります。原付免許や普通免許を持っている人が特定原付に乗る場合でも、最高速度は20km/h(歩道モードは6km/h)というルールが適用されます。

特定原付で右折するときも速度制限は変わりませんか?

変わりません。交差点の進行や右折時であっても、特定原付の最高速度は20km/h。なお、特定原付は全ての交差点で「二段階右折」を行う義務があります。右折時の挙動やルールが不安な方は、専門の解説記事も併せて確認することをおすすめします。

まとめ

原付の最高速度は、車両区分や法改正によって複雑に変化しています。最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 特定原付の最高速度は20km/h(歩道は6km/h)。16歳以上なら免許不要で乗れる新しい選択肢です。
  • 一般原付および新基準原付は30km/h。125ccベースの新基準原付でも、交通ルールは従来の原付一種と同じです。
  • 速度重視なら原付二種(60km/h)。二段階右折もなく、一般道の流れに乗ってスムーズな走行が可能です。
  • 改造は絶対にNG。特定原付としてのメリットをすべて失い、無免許運転などの重い罰則の対象になります。

自分のライフスタイルや走りたい場所に最適な「速度」の乗り物を選び、安全で快適なモビリティライフを楽しんでください。

どのモデルが自分に合うか迷う場合は、全機種比較の記事から「歩道モードの有無」「定格出力」「重量」を見比べると、失敗しない一台が見つかります。

【2026年10月最新】特定原付おすすめ比較&全機種一覧|着座型・三輪・4輪まで選び方を徹底解説

特定小型原動機付自転車についての外部リンク

公的機関の参考リンク

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