
「えっ、あの電動キックボードがたったの19,800円!? しかもドンキで買えるって本当?」
ネットや広告でそんな衝撃的な価格を見かけたら、思わず二度見してしまいますよね。私自身、この価格を見つけたときは「ついにここまで安くなったのか!」と心を躍らせました。すぐにでもお店に駆け込みたくなる気持ち、本当によくわかります。
でも、一歩立ち止まって考えてみてください。
その「19,800円」の電動キックボードで、本当に公道を走れるのでしょうか?
結論から先にお伝えします。残念ながら、2025年現在、19,800円で公道を走行できる「特定小型原動機付自転車」の条件を満たした電動キックボードは存在しません。
「じゃあ、あの広告は何だったの?」
「一番安く公道を走れるモデルは、結局いくらなの?」
この記事では、そんなあなたの疑問を徹底的に解消します。”19,800円の噂”の真相から、ドン・キホーテで本当に買える公道OKモデルの価格、そしてネットで探せる真のコスパ最強・最安モデルまで、あなたが後悔しないための情報をすべて詰め込みました。安物買いの銭失いを避けるためにも、ぜひ最後までお付き合いください。
※この記事にはプロモーションが含まれます。
この記事のポイント
- 「電動キックボード 19,800円」の正体(公道走行不可)がわかる
- ドン・キホーテで買えるモデルの価格と公道可否の真実がわかる
- 本当に公道を走れる「特定小型原付」のリアルな最安値がわかる
- 安さだけで選ぶと失敗する理由と、賢い選び方が身につく
Index
【結論】電動キックボード「19800円」で公道は走れない!
「19,800円」の正体は公道走行不可の「おもちゃ」だった
まず、核心からお伝えします。ドン・キホーテなどで見かける2万円前後の激安電動キックボードは、公園や私有地で遊ぶことを目的とした「電動玩具(おもちゃ)」です。これらは、公道を走るために法律で定められた保安部品(ブレーキ、ライト、ウインカーなど)を備えていません。
もし、こうした公道走行不可のモデルで公道を走ってしまうと、法律違反となり、罰則の対象となる可能性があります。安いからといって安易に手を出してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる危険があるのです。「知らなかった」では済まされないため、この違いを正しく理解することが非常に重要です。
なぜ公道を走れない?「特定小型原付」の保安基準とは
電動キックボードが公道を走るためには、「特定小型原動機付自転車」としての国の基準をクリアし、認可を受ける必要があります。具体的には、以下のような保安部品が必須です。
- 最高速度表示灯(緑色に点灯・点滅するもの)
- ウィンカー(方向指示器)
- 前照灯(ヘッドライト)と尾灯(テールランプ)
- ブレーキランプ
- 警音器(クラクション)
これらの部品をすべて搭載し、国の性能認定をクリアするには、どうしても製造コストがかかります。そのため、19,800円という価格では、これらの基準を満たすことは物理的に不可能なのです。詳細な基準については、国土交通省の公式サイトでも確認できますので、一度目を通しておくことをお勧めします。
ドン・キホーテの電動キックボードも要注意!価格と性能の真実
「じゃあ、ドンキで売ってる公道OKのモデルはいくらなの?」という疑問にお答えします。
ドン・キホーテで販売されている、公道走行可能な特定小型原付モデル「FG-EKRS01R-BK」の価格は、65,978円(税込)です。
やはり、公道を走れるモデルとなると、この価格帯になってきます。ドン・キホーテの店舗には、先述した2万円前後の「公道不可モデル」と、この「公道可能モデル」が並んで陳列されている場合があります。購入する際は、必ず「特定小型原動機付自転車」の表示があるか、保安部品がすべて付いているかを自分の目で確認することが大切です。
では、公道走行OKな電動キックボードの最安値はいくら?
【2025年最新】ネットで買える!コスパ最強の最安モデルはこれ
「とにかく一番安く公道を走りたい!」というあなたのために、私がリサーチした中で最も安かった公道走行可能な特定小型原付モデルをご紹介します。
✅ ネット最安モデル:ELITEMAX R8 00 88EMR800
✅ 価格:約52,000円(税込)


2025年7月現在、私が確認した限りでは、このモデルが5万円台前半で購入できる最安値帯の特定小型原付です。6万円を超えるドン・キホーテのモデルと比較しても、1万円以上安い価格は非常に魅力的です。
ドン・キホーテモデルとの価格・性能比較
「ネット最安モデル」と「ドン・キホーテモデル」、どちらを選ぶべきでしょうか?簡単な比較表で見てみましょう。
ELITEMAX R8 | FG-EKRS01R-BK | |
---|---|---|
価格(税込) | 約52,000円 | 65,978円 |
メリット | ・圧倒的な安さ | ・店舗で実物を確認できる ・すぐに持ち帰れる ・大手ドンキの安心感 |
デメリット | ・実物を見れない ・届くまで時間がかかる | ・価格が高い |
おすすめな人 | とにかくコストを抑えたい人 | 実物を見てから買いたい人 すぐに乗り始めたい人 |
最安モデルとドンキモデルの比較
私個人の意見としては、コストを最優先するならネット最安モデル、実物を見て触って、安心して購入したいならドン・キホーテモデル、という選択になるかと思います。1万円以上の価格差をどう考えるか、あなたの価値観次第です。
安さだけで選ぶのは危険!チェックすべき3つのポイント
安いモデルを見つけるとつい飛びつきたくなりますが、購入前に必ずチェックしてほしいポイントが3つあります。
- 性能等確認済シールはあるか?: 国の保安基準を満たした証明である「性能等確認済」のシールが貼られているか必ず確認しましょう。これが無いものは公道を走れません。ちなみに上記2機種は性能等確認済となっています。
- バッテリーの安全性は?: バッテリーは製品の心臓部であり、最もコストがかかる部分です。あまりに安すぎる製品は、品質の低いバッテリーを使用している可能性も。PSEマークなど、日本の安全基準を満たしているか確認しましょう。
- アフターサポートは受けられるか?: 故障したときや、操作でわからないことがあったときに、日本語で対応してくれるサポート窓口があるか。これは非常に重要です。「売りっぱなし」の業者から買ってしまうと、後で必ず後悔します。
「電動キックボード 19800円」に関するQ&A
ナンバープレートを付けたら税金はかかる?年間費用は?
A: はい、かかります。
特定小型原付は軽自動車税の対象となり、年間2,000円の税金がかかります。また、これに加えて必須の自賠責保険料(年間数千円)も必要です。車検は必要ありません。
中古の電動キックボードってどうなの?
A: あまりおすすめしません。
中古品は安く手に入る可能性がありますが、バッテリーの消耗・劣化状態がわからず、すぐに交換が必要になる(数万円かかることも)リスクがあります。また、前の所有者がどのような使い方をしていたか不明なため、安全上の懸念も残ります。さらに製品の保証もありません。特に初心者は、信頼できる販売店から新品を購入するのが賢明です。
まとめ:賢い買い物で手に入れる!コスパ最強の電動キックボード【19800円の真相】
今回は、「電動キックボード 19,800円」という魅力的な価格の真相から、本当にコスパが良い公道走行可能な最安モデルまでを深掘りしてきました。
重要なことなので繰り返しますが、19,800円で公道を走れる電動キックボードはありません。それは、あくまで私有地で楽しむための「おもちゃ」です。公道を走るためには、国の基準を満たした最低でも5万円以上の「特定小型原動機付自転車」を選ぶ必要があります。
価格の安さだけに目を奪われて、安全性を無視したり、法律を破ったりしては本末転倒です。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたの予算と使い方に合った、真にコストパフォーマンスの高い一台を見つけてください。
賢い情報収集と選択で、安全で楽しい電動キックボードライフをスタートさせましょう!
特定小型原動機付自転車についての外部リンク
特定小型原動機付自転車について
- 特定小型原動機付自転車について(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車について(経済産業省)
- 保安基準に適合した電動キックボード等を購入・使用しましょう(国土交通省)
- 特定小型原動機付自転車ってなに?(PDF)(国土交通省)
- ルールを守って電動キックボードに乗ろう(PDF)(国土交通省)
- 電動キックボード等の概要説明リーフレット(PDF)(警視庁)
特定小型原動機付自転車の交通ルールについて
- 電動キックボードに関する交通ルールを確認しましょう!(政府広報オンライン)
- 電動キックボード等に法改正 乗るならルールを知ってから!(政府広報オンライン)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警視庁)
- 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について(警察庁)