電動キックボードの時速は?特定小型原付の最高速度を徹底解説【2026年】

電動キックボード

電動キックボードを購入するときに気になるのが、「時速何kmまで出るのか」という点です。通販サイトには時速30km、40km、60kmといった表示もあり、特定小型原付の時速20kmとの違いが分かりにくくなっています。

先に結論を言うと、特定小型原付の車道走行モードは最高速度20km/hです。一定の条件を満たす車両だけが、最高速度表示灯を点滅させる6km/hモードで、標識などにより通行できる歩道を走れます。

時速20km/hを超える車両は、形が電動キックボードでも特定小型原付とは限りません。一般原動機付自転車など、別の車両区分として免許やヘルメットが必要になる場合があります。

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※法令・制度の内容は2026年9月18日時点で確認しています。車両の販売仕様やシェアリングサービスの内容は更新されるため、購入・利用前にメーカーや事業者の最新情報も確認してください。

この記事の要点まとめ

  • 特定小型原付の車道走行モードは、車体の構造上20km/hを超えない
  • 6km/hモードは、条件を満たす特例特定小型原付だけが歩道などを通行できる仕組み
  • 特定小型原付は16歳以上なら免許不要。ただしナンバー登録と自賠責保険は必要
  • ヘルメットは努力義務でも、事故時の頭部被害を減らすため着用を推奨
  • 時速30km/h以上のモデルは、特定原付として免許不要では乗れない
  • 最高速度だけでなく、タイヤ、ブレーキ、モーター出力、バッテリーも走りやすさを左右する

【結論】免許不要で乗れる速度と選び方

免許不要の手軽さを優先するなら、商品説明に「特定小型原付」と明記され、最高速度20km/h以下の構造と保安基準への適合が確認できる車両を選んでください。

坂道や買い物でも使うなら、単に最高速度が20km/hと書かれているだけでは不十分です。定格出力、タイヤの大きさ、ブレーキ、バッテリーの着脱、6km/hの歩道通行モードまで確認すると、購入後のギャップを抑えられます。

【結論】坂道でも使いやすい特定原付を確認する

20km/hのルールを守りながら、坂道や買い物で使いやすい仕様を重視する人向けです。

特定小型原付の最高速度ルール

1. 20km/hは特定原付の「車体の上限」 2. 20km/hの速度感と実際の移動時間 3. 6km/hモードで歩道を通行できる条件 4. 購入前に速度と車両区分を確認する方法

20km/hは特定原付の「車体の上限」

2023年7月1日の改正道路交通法で、一定の基準を満たす電動キックボードなどが「特定小型原動機付自転車」という車両区分に入りました。特定原付は、性能上20km/hを超える速度を出せない構造であることが基準の一つです。

ここでいう20km/hは、常に出すべき速度ではありません。向かい風、路面、荷物、バッテリー残量によって実際の速度は変わります。道路標識による速度規制や安全に走れる速度が20km/h未満なら、そちらに従ってください。

特定原付に該当するには、速度以外にも次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 車体の長さ190cm以下、幅60cm以下
  • 定格出力0.60kW以下の電動機
  • 走行中に最高速度の設定を変更できない構造
  • AT機構
  • 最高速度表示灯の装備

基準を満たさない車両は、見た目が電動キックボードでも特定原付になりません。免許不要の車両だと思い込まず、購入前に車両区分を確認しましょう。

基準の詳細は、警察庁「特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について」と、国土交通省「特定小型原動機付自転車について」で確認できます。

20km/hの速度感と実際の移動時間

時速20km/hで一定に走れた場合、1kmを約3分、8kmを約24分で移動できます。信号待ちや交差点での安全確認が入るため、実際の所要時間はこれより長くなります。

速度域としては一般的な自転車に近く、徒歩より大幅に速い一方、車の流れに合わせて走るための速度ではありません。車道の左側端を走る乗り物なので、最高速度の数字だけでなく、発進時の安定感やブレーキの効きも重視してください。

特定原付は、道路を走る車両です。信号、一時停止、左側通行、二段階右折などの交通ルールも守らなければなりません。

6km/hモードで歩道を通行できる条件

特定原付は、原則として車道を通行します。歩道を走れるのは、次の条件を満たす「特例特定小型原動機付自転車」に限られます。

  • 歩道などを通行する間、最高速度表示灯を点滅させる
  • 点滅中は、車体の構造上6km/hを超えられない
  • 側車がなく、走行中に操作しやすいブレーキを備える
  • 鋭い突出部がない
  • 道路標識などで通行が認められた歩道である

単にアクセルを弱く回して6km/h以下で走るだけでは、特例特定原付の条件を満たしません。車体を6km/hモードへ切り替え、表示灯が点滅していることを確認してから通行します。

歩道では、中央から車道寄りの部分または普通自転車通行指定部分を通行し、歩行者を優先してください。歩行者の通行を妨げるときは一時停止が必要です。歩道ならどこでも走れるわけではなく、「普通自転車等及び歩行者等専用」などの標識がある場所が対象です。

6km/hは毎分約100mの速度です。早歩きに近い速度なので、歩行者が多い場所では無理に乗ったまま進まず、降りて押す判断も必要になります。

特定小型原付と特例特定小型原付の違い|6km/h歩道通行を徹底解説

購入前に速度と車両区分を確認する方法

購入ページの「最高速度20km/h」という一文だけで判断せず、次の順番で確認してください。

1. 商品名や仕様欄に、特定小型原付としての公道走行条件が明記されているか 2. 性能等確認済シール、型式認定番号標などの表示があるか 3. 最高速度表示灯が備わり、車道モードで点灯、6km/hモードで点滅するか 4. ナンバープレートの取得と自賠責保険への加入が必要だと案内されているか 5. 6km/hモードへの切り替え方法と、歩道通行できる条件が取扱説明書に書かれているか

最高速度表示灯は、車両が周囲に走行状態を示すための保安部品です。2026年時点では、20km/hモードで点灯し、6km/hモードで点滅する仕様が基本です。点灯・点滅しない場合は整備不良などの可能性があるため、そのまま公道を走らないでください。

時速20km/hを超える電動キックボードの注意点

時速30km/hや60km/hのモデルは別の車両区分

「最高時速30km/h」「時速60km/h」と表示されたモデルは、特定原付の20km/h基準を満たしません。基準に該当しない車両は、一般原動機付自転車または自動車など、車両区分に応じた交通ルールが適用されます。

典型的な一般原付の電動キックボードを公道で運転するには、運転免許、乗車用ヘルメット、自賠責保険、ナンバープレートが必要です。車両によって必要な免許や保安部品が異なるため、「公道走行可能」という広告だけで免許不要と判断しないでください。

特定原付と一般原付の違いを整理すると、次のようになります。

  • 特定原付:最高速度20km/h以下の構造、16歳以上なら免許不要、ヘルメットは努力義務
  • 一般原付(二輪):特定原付の基準外、免許が必要、乗車用ヘルメットの着用義務
  • 自動車など:車両区分に応じた免許、保安装備、登録・保険のルール
  • 共通する確認:公道走行には車両区分に応じた登録、自賠責保険、保安基準への適合が必要

詳しい車両区分や免許不要の条件は、特定原付の免許・ルールを徹底解説でも確認できます。

リミッター解除は特定原付の条件から外れる

特定原付の20km/h制限は、走行中に設定を変えられない車体構造とセットになっています。リミッター解除や制御装置の改造で速度を上げる方法を試すと、特定原付としての基準や保安基準に適合しなくなるおそれがあります。

「私有地で試す方法」や「解除後に公道で使う方法」を探すのではなく、用途に合った車両区分のモデルを選んでください。不正改造車で公道を走ることはできません。

免許が必要な車両を無免許で運転した場合

一般原動機付自転車などに該当する車両を、免許不要の特定原付だと誤認して運転すると、無免許運転に問われる可能性があります。無免許運転の罰則は、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。条文は道路交通法第64条など(e-Gov法令検索)で確認できます。

また、特定原付でも、車道通行の原則や歩道通行の条件に違反すれば罰則の対象です。20km/hモードのまま歩道へ入る、6km/hモードに切り替えただけで標識のない歩道を走る、といった使い方は避けてください。

電動キックボードの違反点数・反則金を徹底解説【2026年最新】

最高速度以外に確認したい走行性能

モーター出力は坂道での速度低下に関係する

特定原付の定格出力上限は0.6kWです。定格出力が大きいモデルは坂道や発進で力を出しやすい傾向がありますが、出力の数字だけで実際の速度を断定することはできません。

車体重量、乗員と荷物の重さ、勾配、路面、タイヤ、バッテリー残量によって結果は変わります。坂道が多い地域では、最大出力だけでなく定格出力と登坂能力の測定条件も確認しましょう。

タイヤとブレーキは速度を安全に使うための装備

小径タイヤは取り回しやすい一方、段差や路面の凹凸の影響を受けやすくなります。大きめのタイヤは段差での安定感を得やすい反面、車体が重くなる場合があります。

ブレーキは前後の種類と操作感を確認してください。時速20km/hでも、濡れた路面や下り坂では停止距離が伸びます。試乗できるなら、発進性能だけでなく、低速からの制動と取り回しまで確かめると安心です。

用途別の確認ポイント

  • 通勤・通学:片道距離、充電時間、雨天時の保管場所
  • 坂道:定格出力、登坂能力、タイヤ径、車体重量
  • 買い物:カゴや荷台、最大荷重、駐輪スペース
  • 歩道を使う可能性がある場合:6km/hモード、表示灯、歩道通行条件
  • 持ち運び:重量、折りたたみ機構、階段や電車利用の有無

坂道や買い物に向く自転車型の特定原付

最高速度20km/hの範囲で、坂道や日常の荷物運びを重視するなら、自転車型の特定原付が候補になります。ここでは、定格出力と実用装備を重視する人に合う1機種を紹介します。

EVEREST XING CITY(EX-15CITY)

EVEREST XING CITY(EX-15CITY)は、ペダルを使わずアクセルで走る自転車型の特定原付です。公式ページでは、車道モードの最高速度20km/h、歩道通行モード6km/h、定格出力500W、最大出力1,100Wと案内されています。特定原付の定格出力上限0.6kWに近い出力で、坂道や発進時の力強さを重視する人に向きます。

20インチタイヤ、前後ドラムブレーキ、前カゴ、着脱式バッテリーを備え、買い物や通勤で使いやすい構成です。公表航続距離は約60kmですが、荷重、気温、走行条件で短くなるため、片道距離には余裕を持たせてください。

最大登坂能力は約51%とされています。ただし、この数字は実際の走行速度や路面状態を保証するものではありません。急坂での利用を考えるなら、体重と荷物を含めた条件で試乗できるか確認すると確実です。

一方、車両重量は公式ページで25kgとされ、折りたたんで頻繁に持ち運ぶ用途には向きません。自宅や勤務先に置き場所を確保でき、坂道やカゴの実用性を優先する人向けです。

仕様はEVEREST XING CITY公式ページで確認できます。

向いている人:

  • 自宅周辺に坂道が多い人
  • 前カゴ付きで買い物や通勤に使いたい人
  • バッテリーを外して室内で充電したい人
  • 立ち乗りよりサドル付きの安定感を重視する人

注意点:

  • 車両重量があるため、階段での持ち運びには不向き
  • 公道走行前にナンバー登録と自賠責保険への加入が必要
  • 歩道を走るときは6km/hモードと標識の条件を確認

坂道向け特定原付の公道対応仕様を確認

定格出力や歩道モード、着脱式バッテリーなど日常利用に関わる仕様を確認できます。

特定原付の速度に関するよくある質問

特定原付の時速20km/hは自転車より速いですか?
時速20km/hは一般的な自転車と近い速度域です。一定速度で走れば1km約3分ですが、信号待ちや安全確認があるため、実際の移動時間は長くなります。最高速度よりも、発進・制動・路面での安定感を含めて比較してください。
特定原付で20km/h以上の速度を出せますか?
特定原付は車体の構造上20km/hを超えられないことが基準です。20km/hを超えるモデルは別の車両区分になるため、免許不要の特定原付として公道を走れません。リミッター解除などの改造も避けてください。
特定原付は歩道を走れますか?
原則は車道通行です。最高速度表示灯を点滅させ、構造上6km/hを超えられない特例特定原付で、標識などにより通行が認められた歩道だけを通行できます。歩行者を優先し、妨げるときは一時停止してください。
LUUPの電動キックボードは何km/hですか?
LUUPの公式案内では、電動キックボードの車道走行時の最高速度は20km/hです。6km/hモードを搭載した車両は、条件を満たす歩道で利用できます。車両やサービス仕様は更新されるため、利用時はアプリや公式案内を確認してください。

LUUP公式「マイクロモビリティシェアの車両紹介」

坂道では時速20km/hを維持できますか?
坂道の勾配、体重、荷物、バッテリー残量によって速度は低下します。定格出力や登坂能力が高いモデルほど有利ですが、カタログ値だけでは判断できません。利用する坂道に近い条件で試乗できるモデルを選んでください。
電動ではない普通のキックボードは何km/h出ますか?
足で蹴るキックボードは電動キックボードとは別の乗り物です。速度は路面や体力で変わり、下り坂では危険な速度になる可能性があります。交通量の多い道路での使用は避け、公園や私有地でも施設のルールと安全を確認してください。

まとめ

電動キックボードの時速を確認するときは、最高速度の数字だけでなく、どの車両区分として公道を走れるかを確認することが大切です。

  • 特定小型原付の車道モードは、構造上の最高速度20km/h
  • 歩道は6km/hモードでも、特例の条件と標識がある場所に限られる
  • 16歳以上なら免許不要だが、ナンバー登録、自賠責保険、保安基準への適合が必要
  • 時速30km/h以上のモデルは一般原付などの扱いになり、免許とヘルメットが必要
  • 速度感はモーター出力、タイヤ、ブレーキ、荷物、バッテリー残量で変わる

時速20km/hは短距離の移動に十分な速度ですが、車道を走る以上、安全に止まれる装備と正しいルール理解が欠かせません。ルールを確認したら、次は坂道や持ち運びなど自分の利用条件に合う車両を比較してください。

坂道・買い物向け特定原付を確認する

車両区分と利用条件を確認したうえで、価格と販売状況を確認してください。

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特定小型原動機付自転車についての外部リンク

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