特定原付スクーターおすすめ3選!タイプ別徹底比較【2025年最新】

特定原付電動スクーター

2023年の法改正で免許不要となり、新しい移動手段として注目を集める「特定原付スクーター」。でも、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて、どれが自分に合っているのか分からない…」と感じていませんか?

キックボードタイプの手軽さも魅力的だし、自転車タイプのような安定感も捨てがたい。あるいは、絶対に転びたくないから3輪タイプがいいかもしれない。そんな風に、選択肢の多さが逆に悩みの種になってしまうことも少なくありません。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、特定原付の主要な3タイプである「キックボード」「自転車」「3輪」から、それぞれ特徴的な実力派モデルを1台ずつ厳選。合計3機種の強みと弱みを、具体的な利用シーンを交えながら徹底的に比較・解説します。

長年にわたり様々な電動モビリティをリサーチしてきた筆者の視点から、スペック表の数字だけでは見えてこない「本当に使える一台」を見つけるお手伝いをします。この記事を読み終える頃には、あなたのライフスタイルに最適な特定原付スクーターが明確になっているはずです。

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目次

この記事の要点まとめ

  • 特定原付スクーター選びは「キックボード」「自転車」「3輪」の3タイプから自分の用途に合うものを見つけるのが重要。
  • 防犯性を重視し、手軽に乗りたいならキックボードタイプの「MOBAYELL X8」が最適。
  • 長距離の通勤・通学で使うなら、航続距離80kmを誇る自転車タイプの「Sun Emperor SE-Easy」が最も頼りになる。
  • 運転のしやすさと安全性を最優先するなら、圧倒的な安定感の3輪タイプ「Sun Emperor SE-SUNRIN」一択。

【結論】迷ったらコレ!安定性と航続距離を両立した「Sun Emperor SE-Easy」がおすすめ!

「どのタイプも魅力的で、やっぱり一つに絞れない…」という方には、自転車タイプの「Sun Emperor SE-Easy」を最もおすすめします。

その理由は、80kmという特定原付トップクラスの航続距離と、乗り慣れた自転車と同じ安定感を両立している点です。パワフルな500Wモーターは坂道にも強く、毎日の通勤から週末のちょっとした遠出まで、あらゆるシーンで頼りになるでしょう。キックボードの手軽さと3輪車の安定性の「良いとこ取り」をした、最もバランスの取れた一台と言えます。

特定原付スクーターの選び方:3つのタイプから自分に合う一台を見つける

特定原付スクーターは、大きく分けて3つの形状(タイプ)に分類できます。それぞれに得意なこと、不得意なことがあるため、ご自身の使い方をイメージしながら最適なタイプを見つけることが後悔しないための第一歩です。

キックボードタイプ:手軽さとスポーティーさが魅力

最もポピュラーで、特定原付と聞いて多くの人がイメージするのがこのキックボードタイプです。最大の魅力は、その手軽さとコンパクトさにあります。立ったまま乗るため視線が高く、街中の景色を楽しみながらスイスイと駆け抜ける爽快感は格別です。また、折りたたみ機構を持つモデルが多く、玄関先やオフィスのデスク横など、省スペースで保管できる点も大きなメリットと言えるでしょう。特に、車体がスリムであるため、駐輪場や狭い場所での取り回しが非常に楽なのも特徴です。

一方で、二輪であることと、立って乗るスタイルから、自転車タイプに比べると安定性はやや劣ります。特に、路面の凹凸や段差、雨の日には注意が必要です。サスペンションの性能やタイヤの大きさ(10インチ以上が推奨)が乗り心地と安定性に直結するため、選ぶ際にはこの点を重視しましょう。また、長時間の運転では足が疲れやすいと感じる人もいるかもしれません。主な用途が最寄り駅までのラストワンマイルや、近所へのちょっとした移動で、保管スペースや持ち運びのしやすさを重視する方におすすめのタイプです。

自転車タイプ:安定性と長距離走行が得意

サドルに座って運転する自転車タイプは、乗り慣れた自転車と同じ感覚で運転できる安心感が最大の強みです。重心が低く、サドルに体重を預けられるため、キックボードタイプよりも安定性が高く、長距離を走っても疲れにくいのが特徴です。長時間の移動でもお尻や足への負担が少なく、快適に走行できます。また、大容量バッテリーを搭載したモデルが多く、航続距離が長いモデルや、坂道に強いパワフルなモーター(500Wクラスなど)を搭載したモデルが多い傾向にあります。このため、毎日の通勤・通学で片道5km以上の距離を走るような方に最適です。

カゴや荷台を取り付けられるモデルも多く、買い物などの実用性も高いです。特に、後部キャリアにボックスを取り付ければ、雨の日でも荷物を濡らさずに運ぶことが可能です。ただし、キックボードタイプに比べるとサイズが大きく、重量も重くなる傾向があります。そのため、保管場所にはある程度のスペースが必要です。折りたたみ可能なモデルもありますが、車重があるため、頻繁に持ち運ぶのは少し大変かもしれません。安定した走りと、実用的な積載性、そして長距離性能を両立させたいと考える、バランス重視の方に向いています。

3輪タイプ:圧倒的な安定感で転倒リスクを軽減

「二輪車はバランスを取るのが苦手で不安…」「シニアになっても安心して乗れる移動手段が欲しい」という方に絶対的な安心感を提供してくれるのが3輪タイプです。前1輪・後2輪、あるいは前2輪・後1輪のトライク構造により、停車時でも自立するため、信号待ちなどで足を着く必要がありません。低速走行時やカーブでもふらつきにくく、転倒のリスクを大幅に軽減できます。特に、雨の日や滑りやすい路面での安心感は二輪車と比べて圧倒的です。シニアの方や、運転に自信がない方でも安心して乗ることができるでしょう。

また、構造的に荷物を積むスペースを確保しやすく、大型のバスケットを標準装備しているモデルが多いのも特徴です。標準で装備されたカゴは、スーパーでのまとめ買いなど、多くの荷物を運びたいときに非常に便利です。デメリットとしては、車体が大きく重くなるため、小回りが利きにくく、保管には広いスペースが必要になる点です。また、価格も比較的高価になる傾向があります。しかし、その価格以上の「安心」という価値を提供してくれます。何よりも安全性を最優先し、安定した乗り心地を求める方におすすめのタイプです。

【タイプ別】特定原付スクーターおすすめ3選を徹底比較

それでは、先ほど解説した3つのタイプそれぞれを代表する、注目の特定原付スクーター3機種をご紹介します。スペックを一覧で比較し、それぞれのモデルの強みを詳しく見ていきましょう。

MOBAYELL X8Sun Emperor SE-EasySun Emperor SE-SUNRIN
画像
価格149,800円165,000円188,100円
実売価格71,800165,000198,000
歩道モードありありあり
平均航続距離(km)408060
重量(kg)1725.732
定格出力(W)500400
最大出力(W)
タイプキックボード自転車3輪
全長(mm)111813101200
全幅(mm)531590600
全高(mm)116910801050
3辺合計(mm)281829802850
折りたたみ全長(mm)11187301200
折りたたみ全幅(mm)531560600
折りたたみ全高(mm)468600670
折りたたみ3辺合計(mm)211718902470
最大積載重量(kg)120120
駆動方式ブラシレスDCモーターブラシレスDCモーター(前輪)
バッテリー電圧(V)424848
バッテリー容量(Ah)101313
バッテリー着脱可能可能可能
バッテリー平均充電時間(h)7.57.5
最高速度車道(km/h)202020
最高速度歩道(km/h)666
登坂角度(度)
走行モード歩道モード(6km/h)、車道モード(20km/h)歩道モード(6km/h)、公道モード(20km/h)車道モード、歩道モード
フレーム素材A6061アルミ合金
カラーBlack, White
タイヤサイズ(inch)101410
タイヤ種類チューブエア式ベイバブル方式
ブレーキ前輪ドラムディスクブレーキディスク
ブレーキ後輪ディスクディスクブレーキディスク
サスペンション前輪あり
サスペンション後輪あり
防水防塵等級
折りたたみ機構ありありあり
サドル(椅子)オプションありあり
カゴオプションあり
バックミラーありありなし
防犯装備3重の盗難防止機能(電子キー、振動センサーアラーム、MAMORIO紛失防止機能)車両本体に警報装置搭載 スマートキー
アプリ連携
保証期間1年1年保証(または3000km)1年保証(または3000km)
付属品充電器、整備用工具
確認番号005301070137
メーカーMOBAYELL有限会社龍昇有限会社龍昇
型式X8SE-EasySE-SUNRIN
公式サイトなどhttps://item.rakuten.co.jp/arudake/mzk118/https://sun-emperor.jp/easy-news/https://sun-emperor.jp/sunrin/
購入先楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る楽天市場で見るメルカリで見る楽天市場で見るメルカリで見る

【キックボード】防犯性能No.1!バッテリー着脱も便利な「MOBAYELL X8」

キックボードタイプからは、トップクラスの防犯性能が光る「MOBAYELL X8」をピックアップ。特定原付は決して安い買い物ではないため、盗難対策は非常に重要です。このモデルは、物理キーだけでなく、振動を検知して大音量で警告する振動センサーアラーム、さらに紛失防止タグ「MAMORIO」との連携機能まで備えています。この3重のセキュリティにより、駅前の駐輪場や商業施設など、目の届きにくい場所に停める際の不安を大幅に軽減してくれます。「MAMORIO」はスマホアプリと連携し、最後に通信した場所を地図で確認できるため、万が一の際にも発見の可能性を高めてくれる心強い機能です。

使い勝手の面でも優れています。特に注目すべきはバッテリーの着脱が可能な点です。車体ごと屋内に持ち込むのが難しいマンションやアパートにお住まいの方でも、バッテリーだけを外して自室で手軽に充電できます。約17kgという車体重量はキックボードとしては標準的ですが、バッテリー(約2〜3kg)を外せばさらに軽く感じられ、車への積み込みなども楽になります。航続距離も40kmと、毎日の通勤・通学(片道5km程度)なら週に2回程度の充電で十分な性能を持っています。10インチのエアタイヤは乗り心地も良く、街中の細かな段差の衝撃もしっかり吸収してくれます。

また、MOBAYELL X8は、特定原付として公道走行に必要な保安基準を満たしているだけでなく、歩道走行が可能な「特例特定小型原付」の基準にも適合しています。これにより、車道が混雑している場合や、一時的に歩道を通行したい場合にも、モードを切り替えるだけで安全に走行できる柔軟性を持っています。手軽に持ち運べて、防犯対策も万全、さらに走行ルールにも柔軟に対応できる、都市生活に最適な一台です。

こんな人におすすめ

  • 盗難が心配で、とにかく防犯性能を重視したい人
  • マンションやアパート住まいで、室内での充電が必要な人
  • キックボードの手軽さと、ある程度の航続距離を両立させたい人

【自転車タイプ】航続距離80km!通勤・通学の頼れる相棒「Sun Emperor SE-Easy」

自転車タイプからは、80kmという驚異的な航続距離を誇る「Sun Emperor SE-Easy」をご紹介します。この数値は、特定原付全体を見渡してもトップクラスであり、このモデル最大の武器です。例えば、片道10kmの職場へ通勤する場合、単純計算で4往復、つまり月曜日から木曜日まで充電なしで走りきれる計算になります。充電の頻度が低いということは、日々の手間が省けるだけでなく、バッテリーの寿命を延ばすことにも繋がります。週末に少し遠くのカフェまでサイクリング、といった使い方も充電残量を気にせず存分に楽しめます。

その長距離性能を支えるのが、パワフルな500Wの定格出力モーターです。特定原付のモーター出力は350Wクラスが主流ですが、それを大幅に上回るパワーにより、急な坂道でも速度が落ちにくく、スムーズに登坂できます。特に、信号待ちからの発進時や、荷物を積んでいる時など、パワーが必要な場面でその恩恵を感じられるでしょう。車重は25.7kgとやや重めですが、このパワフルなモーターが重さを感じさせない軽快な走りを提供します。乗り慣れた自転車のスタイルで運転できるため、初めて特定原付に乗る方でもすぐに乗りこなせるでしょう。

バッテリーも着脱式で充電場所に困らず、スマートキーや警報装置といった防犯機能も標準装備されています。また、サドルに座って走行するため、キックボードタイプに比べて長時間走行時の疲労が少ないのも見逃せないメリットです。長距離通勤や週末のレジャーなど、移動距離が長くなりがちな方にとって、充電の不安を解消し、快適な移動を実現してくれる、まさに頼れる相棒となる一台です。

こんな人におすすめ

  • 通勤・通学の距離が長く、充電の頻度を減らしたい人
  • 自宅周辺に坂道が多い人
  • キックボードの運転姿勢に不安があり、安定した乗り心地を求める人

【3輪タイプ】安定性抜群!ふらつきが不安な方に最適な「Sun Emperor SE-SUNRIN」

最後に紹介するのは、圧倒的な安定感で転倒不安をゼロにする3輪タイプの「Sun Emperor SE-SUNRIN」です。二輪車特有のふらつきや、バランスを取ることへの不安を感じる方にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。前1輪・後2輪のトライク構造は、特に低速での走行時や停車時にその真価を発揮します。信号待ちで足を着く必要がなく、発進時も非常にスムーズ。重い荷物を積んでいても重心が安定しているため、安心して運転に集中できます。雨の日や、轍(わだち)など路面の状態が悪い場所でも、二輪車に比べて格段に安定した走行が可能です。

航続距離も60kmと十分に長く、日常的な利用で困ることはありません。バッテリーも取り外し可能で、充電も簡単です。車重は32kgと今回紹介する中では最も重いですが、その分、がっしりとしたフレームがもたらす剛性感と安心感は絶大です。標準で装備されたカゴは、スーパーでのまとめ買いなど、多くの荷物を運びたいときに非常に便利です。定格400Wのモーターは、重い車体と荷物をしっかりと前に進めてくれます。運転のしやすさと安全性を何よりも重視する方、免許を返納した後の手軽で安全な移動手段を探しているシニア世代の方の新しい足として、あるいは買い物のパートナーとして、幅広い層におすすめできる一台です。

こんな人におすすめ

  • 二輪車の運転に不安や苦手意識がある人
  • 日々の買い物などで、たくさんの荷物を安全に運びたい人
  • 免許を返納した後の、手軽で安全な移動手段を探しているシニアの方

特定原付スクーターに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 特定原付スクーターの運転に免許は本当にいらないの?

はい、16歳以上であれば運転免許は不要です。これは2023年7月1日に施行された改正道路交通法に基づくルールです。ただし、免許が不要だからといって交通ルールを守らなくて良いわけではありません。信号遵守、一時停止、車道通行の原則など、自転車と同じ、あるいはそれ以上に厳しいルールが定められています。乗車前には必ず交通ルールを確認し、安全運転を心がけましょう。

Q2. ヘルメットは被らなくても違反にならない?

特定原付のヘルメット着用は「努力義務」とされており、着用していなくても罰則はありません。しかし、万が一の事故の際に頭部を守る最も重要な安全装備です。警察庁も安全のため、乗車時は必ずヘルメットを着用することを強く推奨しています。最近では、帽子のようなデザインのおしゃれなヘルメットも多数販売されています。

Q3. 税金や保険はどうなるの?

特定原付は、軽自動車税の課税対象となります。お住まいの市区町村役場でナンバープレートを交付してもらう際に申告が必要で、税額は年間2,000円です。また、公道を走行するためには、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)への加入が法律で義務付けられています。自賠責保険はコンビニエンスストアや保険代理店、郵便局などで加入手続きが可能です。法律で義務付けられているため、未加入での走行は絶対に避けましょう。

Q4. どこで買えるの?

特定原付は、家電量販店、自転車専門店、バイクショップ、ホームセンター、そして各メーカーの公式オンラインストアや大手ECモール(楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)で購入できます。オンラインでの購入が主流ですが、可能であれば試乗ができる実店舗での購入を強くおすすめします。乗り心地やサイズ感は、実際に乗ってみないと分からない部分が大きいためです。店舗によっては試乗ができる場合もあるため、乗り心地を確かめたい方は、事前に販売店に問い合わせてみることをおすすめします。

Q5. 充電時間はどれくらいかかる?

バッテリーの容量や充電器の性能によって異なりますが、多くのモデルで空の状態から満充電までにおおよそ5〜8時間かかります。今回ご紹介したモデルのようにバッテリーが取り外せるタイプであれば、自宅やオフィスで寝ている間や仕事中に充電しておくことができます。バッテリーの寿命を延ばすためには、頻繁な過充電や完全放電を避けることが重要です。詳しくは、バッテリーに関する別記事も参考にしてください。

まとめ:自分のスタイルに合った特定原付スクーターで新しい移動体験を

今回は、特定原付スクーターの中から特徴的な3つのタイプ、「キックボード」「自転車」「3輪」を代表する3機種を徹底的に比較・解説しました。

  • 手軽さと最高の防犯性能を求めるなら、キックボードタイプの「MOBAYELL X8」
  • 毎日の長距離移動を快適にこなしたいなら、自転車タイプの「Sun Emperor SE-Easy」
  • 何よりも安全と安定を最優先したいなら、3輪タイプの「Sun Emperor SE-SUNRIN」

どのモデルも、あなたの移動をより自由で、より快適なものに変えてくれるポテンシャルを秘めています。「通勤の満員電車から解放されたい」「近所の坂道を楽に移動したい」「新しい趣味として楽しみたい」など、あなたが特定原付スクーターに求めるものを明確にすることが、最適な一台と出会うための鍵となります。

この記事を参考に、あなたのライフスタイルにぴったりと合う最高のパートナーを見つけて、新しい移動体験の扉を開いてみてください。

特定小型原動機付自転車についての外部リンク

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