【2025年】特定原付はキックボード以外が本命!自転車・3輪・4輪タイプおすすめ5選

特定原付サドル付き自転車タイプ

特定小型原動機付自転車(特定原付)といえば、立って乗る電動キックボードを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。手軽で便利な一方、「立ち乗りタイプは恥ずかしい」「長距離だと疲れるかも」「もう少し安定感が欲しい」と感じる方も少なくありません。

実は、運転免許は不要ですが16歳以上でなければ運転できない特定原付には、自転車タイプや3輪、4輪といった、もっと快適で安定した選択肢がたくさんあるんです。この記事では、キックボード以外の特定原付に焦点を当て、それぞれの特徴からあなたにピッタリの一台を見つけるお手伝いをします。

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この記事の要点まとめ

  • キックボード以外の特定原付には自転車・3輪・4輪・バイク型デザインの特定原付がある
  • 安定性や長距離移動なら自転車タイプ、究極の安定性を求めるなら4輪がおすすめ
  • 選ぶ際は「航続距離」「安定性」「付加機能(カゴ・サドル)」が重要な比較ポイント
  • この記事では、タイプ別に専門家が厳選した最新おすすめモデルを徹底解説します

なぜ今「キックボード以外」の特定原付が注目されるのか?

立ち乗りスタイルの限界と多様化するニーズ

電動キックボードは、その手軽さから都市部の短距離移動で急速に普及しました。しかし、長時間の立ち乗りは足腰に負担がかかり、路面の凹凸による振動もダイレクトに伝わります。また、二輪であるため、低速走行時や停車時の安定性に不安を感じるという声も少なくありませんでした。

こうした背景から、「座って乗りたい」「もっと安定したモデルが欲しい」「荷物を積みたい」といった、より多様なニーズに応える形で、自転車タイプや3輪・4輪タイプの特定原付が開発され、注目を集めているのです。実際に、国土交通省が公開する性能等確認済みの型式リストでは、最近登録される機種のほとんどがサドル付きのサイクル(自転車)タイプです。 この事実は、特定原付のスタンダードが、黎明期のキックボード型から、より安定的で快適な移動を可能にする自転車タイプへと移り変わっていることを示唆しています。

自転車、3輪、4輪タイプのメリット・デメリット

タイプメリットデメリット
自転車・サドルがあり長距離でも疲れにくい
・慣れた操作感で誰でも乗りやすい
・カゴ付きモデルが多く積載性が高い
・キックボードよりサイズが大きく、保管場所が必要
・車体重量が重めのモデルが多い
3輪・停車時も自立し、安定性が非常に高い
・低速でもふらつきにくい
・ユニークなデザインが多い
・構造が複雑なため価格が高め
・小回りのしやすさは2輪に劣る
4輪・究極の安定性、転倒リスクが極めて低い
・シニアカーに近い感覚で操作できる
・積載スペースが大きいモデルもある
・車体が大きく、通行できる場所が限られる可能性がある
・価格が最も高価になる傾向

【タイプ別】キックボード以外の特定原付おすすめモデル

おすすめモデルスペック比較表

RICHBIT CITYプラタ EVバイク PEV01glafit NFR-01 ProLactivo LCV04-001ELEMOs4 REBORN E4MR
画像
価格139,800円148,000円297,000円348,000円348,000円
実売価格139,80099,000297,000348,000円348,000円
歩道モードありありありありあり
平均航続距離(km)3530463040
重量(kg)1620244153
定格出力(W)250400500350600
最大出力(W)400
タイプ自転車自転車自転車4輪4輪
全長(mm)12501255130013101150
全幅(mm)580580560570590
全高(mm)6501015108010711100
3辺合計(mm)24802850294029512840
折りたたみ全長(mm)700125513001310
折りたたみ全幅(mm)430300320570
折りたたみ全高(mm)650675720790
折りたたみ3辺合計(mm)1780223023402670
最大積載重量(kg)100100100100120
駆動方式後輪駆動インホイルモーター
バッテリー電圧(V)36364848
バッテリー容量(Ah)10.29.69.620
バッテリー着脱可能可能可能
バッテリー平均充電時間(h)54.5576
最高速度車道(km/h)2020201220
最高速度歩道(km/h)66666
登坂角度(度)11.311.316.78.53
走行モード車道/歩道6km/h, 15km/h, 20km/h車道専用(20km/h)・歩道可(6km/h)(※2 特例特定原付) (2段階の走行モード搭載)車道・歩道走行可
フレーム素材オールアルミボディ
カラーサクラピンク、レンジャーグリーン、シティブラック、スノーホワイト、ゴールデンオリーブホワイト、ブラックブラックシルバー
タイヤサイズ(inch)1414141011
タイヤ種類
ブレーキ前輪ディスクブレーキディスクブレーキディスクブレーキディスク
ブレーキ後輪ディスクブレーキディスクブレーキディスクブレーキドラムブレーキ
サスペンション前輪ありあり
サスペンション後輪ありあり
防水防塵等級IP56
折りたたみ機構ありありありありなし
サドル(椅子)ありありありありあり
カゴオプションオプション買い物カゴ収納可能オプション
バックミラーオプションなしなしなしあり
防犯装備スマートロックパスワードによるロック機能付
アプリ連携あり
保証期間1年1年2年1年
付属品充電器・簡易工具・説明書ACアダプター、説明書カードタグキー×1個, 専用バッテリー×1個, 専用充電器×1個
確認番号00650044006201290133
メーカーRICHBIThurataglafit株式会社山田製作所ELEMOs 合同会社
型式CITYPEV01NFR-01 ProLCV04-001E4MR
公式サイトなどhttps://richbit.jp/city.htmlhttps://item.rakuten.co.jp/plata/evbike/https://glafit.com/products/nfr/nfr-01-pro/https://yamada-lactivo.com/producthttps://elemos.jp/elemos4-reboen/
購入先楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る公式ショップで見るメルカリで見る楽天市場で見るメルカリで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るメルカリで見る

自転車タイプ|慣れた操作感で長距離も快適

サドルに座って運転できるため、長距離の移動でも疲れにくいのが最大の魅力です。カゴ付きモデルも多く、通勤や買い物といった日常の足として大活躍します。

RICHBIT CITY

RICHBIT CITYは、スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えた一台です。14インチのタイヤは安定性と乗り心地のバランスに優れ、着脱可能な10.2Ahの大容量バッテリーは最長35kmの航続を可能にします。折りたたみ機能もあり、収納や車への積載も簡単。日常の足から休日のレジャーまで、幅広いシーンで活躍します。

こんな人におすすめ
  • デザイン性と実用性の両方を重視する方
  • 車に積んで出かけたい方
  • 初めて特定原付に乗る方

プラタ EVバイク PEV01

コストパフォーマンスに優れたモデルを探しているなら、プラタのPEV01がおすすめです。特定原付としての基本性能をしっかり押さえつつ、10万円を切る価格を実現しています。着脱式バッテリーやディスクブレーキなど、普段使いに便利な機能も標準装備。通勤・通学など、毎日の移動コストを抑えたい方に最適な一台です。

こんな人におすすめ
  • コストパフォーマンスを最重視する方
  • 毎日の通勤・通学で使いたい方
  • シンプルな機能で十分な方

glafit NFR-01 Pro

電動バイクメーカーとして実績のあるglafitが送る、フラッグシップモデル。自転車とバイクのハイブリッドのような美しいデザインが特徴です。航続距離は46kmと十分で、スマートロック機能など先進的な機能も搭載。500Wのパワフルなモーターは坂道もスムーズにこなし、価格は高めですが、所有する喜びと高い走行性能を感じさせてくれる一台です。

こんな人におすすめ
  • デザイン性を最重視する方
  • 坂道の多いエリアに住んでいる方
  • 信頼できるメーカーの製品を選びたい方

4輪タイプ|免許返納後の新しい足

電動車椅子やシニアカーに近い、究極の安定性を実現したタイプ。免許返納後の移動手段として、また、広い敷地内での移動用としても注目されています。

Lactivo LCV04-001

自動車部品メーカーがその技術を活かして開発した4輪の特定原付。4輪ならではの圧倒的な安定感は、他のどのタイプにもないものです。パスワードによるロック機能や買い物カゴを収納できるスペースなど、日常使いを想定した機能が充実しています。まさに「小さな車」のような感覚で利用でき、免許返納後の新しい移動手段として最適です。

こんな人におすすめ
  • 免許返納を考えている、または返納したシニアの方
  • 自転車やキックボードの運転に全く自信がない方
  • 究極の安定性を求めている方

ELEMOs4 REBORN E4MR

ELEMOs4 REBORNは、600Wのパワフルなモーターを搭載し、登坂角度8.5度という坂道にも強い4輪モデルです。航続距離も40kmと長く、日々の行動範囲を広げてくれます。サスペンションも装備しており、乗り心地も快適。アクティブに外出を楽しみたいシニアの方や、坂の多い地域にお住まいの方に特におすすめです。

こんな人におすすめ
  • 坂道を走行する機会が多い方
  • 長距離を安心して走りたい方
  • 乗り心地とパワーを重視する方

キックボード以外の特定原付を選ぶ際の3つのポイント

ポイント1:利用シーンから航続距離で選ぶ

特定原付選びで最も重要なのが航続距離です。片道5kmの通勤で毎日使うなら、往復10km。週5日で50kmなので、航続距離が50km以上のモデルなら週に1回の充電で済みます。ご自身の利用シーンを具体的に想像し、「片道何kmを、週に何回乗るか」を計算して、余裕を持った航続距離のモデルを選びましょう。

ポイント2:安定性と取り回しは「車体重量」と「タイヤサイズ」で決まる

安定性を求めるなら、タイヤサイズが大きく、太いモデルが有利です。特に14インチ以上のタイヤは、段差にも強く安定した走行が可能です。一方で、車体重量が重いと、押し歩きや駐輪時の取り回しが大変になります。特に女性や高齢の方は、ご自身で扱える重量かしっかり確認しましょう。20kg前後が一つの目安です。

ポイント3:サドル、カゴ、バッテリー着脱は快適性を左右する

キックボード以外の特定原付を選ぶ最大のメリットは、こうした付加機能にあります。サドルの有無は長距離の快適性に直結し、カゴがあれば買い物の利便性が格段に向上します。また、バッテリーが着脱できるモデルは、集合住宅にお住まいの方にとって必須の機能と言えるでしょう。これらの機能が自分のライフスタイルに必要か、事前にしっかり検討することが後悔しないためのコツです。

特定原付に関するよくある質問(FAQ)

Q. キックボード以外のタイプも歩道を走れますか?

A. はい、走行できます。ただし、キックボードタイプと同様に、「特例特定小型原動機付自転車」の要件を満たしたモデルである必要があります。具体的には、最高速度を6km/hに制限し、最高速度表示灯を点滅させるモードに切り替えられることが条件です。全ての歩道が走行できるわけではなく、「普通自転車等及び歩行者等専用」の標識がある歩道に限られます。また、歩道を通行する際は、歩道の中央から車道寄りの部分または普通自転車通行指定部分を徐行し、歩行者がいる場合は歩行者優先で、通行を妨げることとなるときは一時停止しなければなりません。

Q. 自転車タイプならヘルメットは本当に不要?

A. 法律上、特定原付のヘルメット着用は「努力義務」とされており、着用しなくても罰則はありません。これは自転車タイプや3輪・4輪タイプでも同様です。しかし、万が一の事故の際に頭部を守る最も重要な安全装備であることに変わりはありません。安全のため、乗車時は常にヘルメットを着用することを強く推奨します。

Q. メンテナンスはどうすればいいですか?

A. 基本的なメンテナンスは自転車と似ています。定期的なタイヤの空気圧チェック、ブレーキの効き具合の確認、チェーンへの注油(チェーンがあるモデルの場合)などが挙げられます。電動系統のトラブルや専門的な整備については、購入した販売店やメーカーのサポートに相談するのが最も安全です。多くのモデルで保証期間が設けられているので、購入時に確認しておきましょう。

まとめ:あなたに最適な一台で、移動をもっと自由に

特定小型原動機付自転車の世界は、もはや電動キックボードだけではありません。安定性と快適性を備えた自転車タイプ、究極の安全性を誇る3輪・4輪タイプなど、あなたのライフスタイルやニーズに合わせた多様な選択肢が存在します。

この記事で紹介した選び方のポイントやおすすめモデルを参考に、ぜひあなたにとって最高のパートナーとなる一台を見つけてください。新しいモビリティが、あなたの毎日をより豊かで自由なものにしてくれるはずです。

特定小型原動機付自転車についての外部リンク

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